抜け毛は、男女関係なくおこるデリケートな悩みです。本人にとっては深刻な問題ですが、子育てや育児、家事、仕事などやることに追われてしっかりとケアができずに、もどかしい思いをしている人もいらっしゃるでしょう。
抜け毛がおこる原因は、遺伝だけではありません。ストレスや食事バランスの乱れ、ホルモンバランスの乱れ、季節などさまざまな要因が考えられます。
今回は、抜け毛の原因や対策方法などについてご紹介します。
1 忙しいママやパパの抜け毛の原因とは?
髪の毛は、育毛を脱毛を繰り返すサイクルによって生まれ変わっています。通常は、3〜4か月の休止期、2〜6年の成長期、2〜3週間の進行期を繰り返して生え変わります。
しかし、さまざまな原因でヘアサイクルが崩れると、周期が早まり100日前後で髪の毛が抜けることもあります。
そうなると、抜ける量が増えてしまい、薄毛や抜け毛の原因となってしまうのです。まずは、抜け毛の原因として考えられるものをご紹介します。
1-1 ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れは髪にも大きく影響します。
とくに女性の場合は、女性ホルモンである「エストロゲン」が減少することで髪の成長が妨げられ、髪のツヤやハリもなくなります。
また、悪玉男性ホルモンとも呼ばれる「ジヒドロテストステロン」は、髪の成長を邪魔するシグナルを出し、抜け毛や弱々しい髪を増やします。
1-2 ストレス
過度なストレスは、自律神経のバランスを崩してしまいます。ストレスなどで自律神経が乱れて交感神経が優位になると、血流が悪化し、栄養が行き渡らなくなることがあります。
自律神経の乱れは、頭皮や髪だけでなく、心身にも悪影響を及ぼします。そのため、日頃からストレスはため込まず、適度に休むことも大切です。
1-3 過度な体重減少
過度なダイエットをすると、適切な栄養が髪に行かなくなります。また、脂質の摂取量が少なくなると、皮脂の分泌が減り、頭皮が乾燥することで抜け毛につながります。
1-4 頭皮環境の悪化
紫外線は季節によって強さは違いますが、年中注がれています。外出の際は、日傘や帽子などで紫外線をなるべく避けるようにしましょう。
また、ドライヤーは、頭皮が熱くなり過ぎないように低温で使うなどの配慮が大切です。シャンプー後も泡が残らないようにしっかりすすぎましょう。