平らにならしたみその表面に、空気が入らないようラップを密着させます。
その上に、重し代わりの未開封の塩をのせてふたを閉めましょう。
このまま冷暗所に半年ほど置いて、秋ごろから食べ始められます。
酒粕でカビを防ぐ方法
酒粕をみその表面に伸ばしておき、カビを防ぐ方法もあります。
板状の酒粕や、柔らかい酒粕をみその表面にまんべんなくのばしましょう。
酒粕をのせた後は、先ほどの手順と同じように容器のフチを拭いて、ラップを密着させ、重しをのせます。
味噌ができると、表面の酒粕もみそのような色になります。表面部分は別に置いておいて、粕汁や石狩鍋に使いましょう。
今回は辛口の米みそ約1.6kg、甘口の麦みそ約2.5kgの2種類を仕込みました。
酒粕をのせたことで重しが入らなかった麦みそのタッパーのふたは外し、米みその入った「しっかりパックU 3L」を重ねて、重し代わりにできることがわかりました。
密封ではないので、一応ラップを巻いて袋に入れた状態でできあがりを待ちたいと思います。
袋のまま熟成させる方法
袋のまま熟成させる場合、大きい袋では空気が抜きにくいので、小さいジッパー付き保存袋などに入れましょう。空気をしっかり抜けば、重しはいりません。
1か月に1、2回天地返しが必要なようですが、大きい袋のまま熟成させる「ポリ袋みそ」というレシピもあります。
自家製みそづくりのよくある質問
自家製みそのよくある質問と答えを解説します。
自家製みその仕込み時期は?
一般的には大豆が取れ始める時期~春先にかけてがおすすめです。しかし、最近では夏に仕込んで2か月発酵させる…というようなレシピもあるので、試してみてください。
自家製みその賞味期限は?
みそができてから、次のみそができるまで1年近くは食べられますが、自家製みそは早めに食べきってしまうのがおすすめです。
発酵食品なので常温だと発酵が進んでいくため、ちょうどよい発酵具合になったら、ジッパー付き保存袋などにうつして、冷蔵庫や冷凍庫で保管するのがおすすめです。
自家製みそにカビが生えてしまったら食べられない?
カビた部分を厚めに取り除き、変な刺激臭がなければ食べられます。カビ対策には、重しをしっかりするか、酒粕で表面をふたするのがおすすめです。
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セリアの漬物用袋を活用して、手軽に自家製みそを作る方法をご紹介しました。やってみると、意外と簡単にできますよ。
子どもと長期休暇などに一緒に作るのも、食育にもなりおすすめです。分量を変えるだけでさまざまなタイプが作れるので、色々試してみてくださいね。