「昔から人付き合いが苦手で相手とペースをうまく合わせていくことが難しく、恋人ができても最終的に振られて終わる関係ばかり経験してきました。
『恋愛に向いていないのかも』と悩んでいるときに、元彼から久しぶりに連絡があって会うことになり、いろいろと相談しているうちに体の関係を持ってしまいました。
元彼はすでに結婚していてお子さんもいるけれど、『君のことが忘れられなくて』と言われたらつい甘えたくなってしまい、その頃は私も人恋しかったのだろうなと思います。
その場しのぎだけど『不倫ならお互いに都合のいい関係だし』と割り切っていて、いま振り返れば元彼は私がそう思うのを狙って関係を持ちかけたのかもしれません。
元彼から連絡があれば時間を作って会う感じで、最初はそれでもよかったのですが私が会いたいと言えば『無理』と断られ、休日に約束をしていても『子どもが熱を出したから』と当たり前のようにドタキャンされ、大事にされない自分を何度も目の当たりにするうちに嫌気がさして。
『こんな扱いはもう嫌だな』と思い、正直にそれを話そうかと思ったけれど、ふたりでいるときにずっと『お互いにラクでいいよな』と言い切っていた元彼を思い出したら誠実でいる必要もないか、と思い直して、何も言わずにLINEも電話もすべてブロックしました。
元彼からは当然ながらその後何のアクションもなく、あっけなく終わるのを見たら本当に虚しくなりましたね……。
元彼は私が離れた理由を知らないままだけど、それでいいと思っています」(30歳/営業)
お互いに都合のいい関係と割り切っていても、人として大事にされない自分を見れば嫌気がさすのも当たり前といえます。
不誠実であることを当然としている不倫相手を見れば、それをわざわざ伝えるのも何だか面倒だし、きっぱりと縁を切るのが最善。
不倫にまともな情愛を求めるのは難しく、目が覚めたのなら潔く終わるのが自分のためです。