みなさんは、「足が臭いのはなぜ?」と思ったことはありませんか?

外出先で靴を脱いだとき、蒸れたストッキングや靴下を脱いだとき、そこはかとなく漂う足の臭いは、多くの男女にとって最大の悩みです。

足の臭いが気になると、自分に自信をもてなくなってしまいますよね。今回の記事では、足が臭くなる原因を説明し、正しいセルフケア方法をご紹介します。

1. 足が臭くなる原因とは?

足の皮膚にはもともと細菌が存在しており、ジメジメした足の裏や指の間は雑菌が増えるのにうってつけの環境です。

熱をもった皮膚には細菌や真菌が増殖します。そして、それらの雑菌は角質などを分解すると同時に「イソ吉草酸」や「酢酸」などの臭い成分を発生させます。こういった臭い成分がからみあうことで、強い臭いが生まれるのです。

足の臭いが発生しやすい具体的な事例を3つあげます。

1-1.古い角質がたまっている

足の臭いは、古い角質が蓄積することで発生しやすくなります。たまった角質が、足の裏の雑菌により分解されることで臭いを発するからです。

足裏は、歩いたり、日常生活を送ったりすることにより、常に刺激を受けているため、足裏の角質は厚くなっています。

また、からだの末端である足裏は血流が滞りやすい部位です。そのため、皮膚のターンオーバーが乱れやすく、古い角質がたまりやすくなるのです。

角質ケアと保湿ケアをきちんと行うことが大切です。

1-2.緊張しやすくストレスをためやすい

足が清潔であるにもかかわらず、臭いが気になってしまう場合は、精神性発汗が原因の可能性があります。家では臭わないのに、職場では臭うといった場合は、ストレスや不安により、発汗が促されていることが考えられます。

不安やプレッシャーを感じると、コルチゾールやアドレナリンなどのストレスホルモンが多く分泌されます。これらのホルモンは発汗を促し、臭いの原因となることがあるのです。

1-3.毎日同じ靴を履いている

足の臭いの原因のひとつとして、毎日同じ靴を履いていることがあげられます。同じ靴を連続して履いていると、靴の中が温かく湿った状態になり、細菌やカビが繁殖して不快な臭いにつながります。

とくに注意したいのが革靴。革靴は、スニーカーに比べて通気性が悪いため、靴の中の温度と湿度が高くなり、雑菌が繁殖しやすい環境になりやすいのです。