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3.足の臭いが気になるときは漢方もおすすめ
足の臭いは、適切なフットケアで軽減することが可能ですが、からだの内側から根本改善するためには漢方薬の活用もおすすめです。
足の臭いの原因は、過剰な足裏の汗や皮脂などが雑菌により分解されることで生じる老廃物と考えられています。
足の臭いを根本から改善するために、下記の働きをもつ漢方薬が用いられます。
水分バランスの乱れを整えて過剰な汗を抑える
臭いの原因となる老廃物を排出する
ストレスや不安による自律神経の乱れを改善し、大量の汗を抑える
過剰な皮脂分泌を調節する
漢方薬は根本からの改善を得意としていますので、足の臭いが気にならない体質を目指すことができます。
では、実際に足の臭いに使用されやすい漢方薬を詳しくみていきましょう。
足の臭いが気になるときにおすすめの漢方薬
五苓散(ごれいさん)
喉が乾きやすく、汗はかくけれど尿の回数が少ない人に。
体内の水分バランスを調整し、自律神経の乱れの改善に用いられます。
四逆散(しぎゃくさん)
精神的緊張により手のひらや足裏などに汗かく人に(精神的発汗)。
交感神経が興奮している場合に効果的で、自律神経のバランスを整え、ストレス緩和に使われます。
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
イライラ、不安感やストレスで大量に汗をかく人に。
血液循環やエネルギーを活性化し、自律神経を安定させます。下剤である大黄(だいおう)が含まれているため、授乳中や妊婦の方は、医師に相談のうえ、服用してください。
防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
汗をかきやすく、むくみがちな人に。
発汗を司る「肺」の機能を高め、衰えたエネルギーを補い、水分や体温を調節することで、発汗をコントロールします。止汗剤としてよく用いられます。
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
疲れやすく食欲のない人に。胃腸機能を回復し、疲れを取り、低下した体力を取り戻します。疲労時の発汗を抑えるために活用されます。
自分の症状や体質に合った漢方薬を選ぶことはとても重要です。間違ったものを服用すると期待する効果が得られないだけでなく、場合によっては好ましくない副作用が生じることもあります。そのため、服用前には漢方薬の専門知識をもつ医師や薬剤師に相談することをおすすめします。
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しつこい足の臭いは大きな悩みですが、適切なセルフケアで対処することができます。
足のケアをしっかり行うことは、健康を維持するためにも不可欠です。今回ご紹介した足の臭いを防ぐ方法を日頃から実践すれば、足の臭いに悩まされることはないでしょう。
<この記事を書いた人>
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あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
碇 純子(いかり すみこ)
薬剤師・漢方薬生薬認定薬剤師 / 薬学修士 / 理学博士
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を卒業し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。
世界中の人々に漢方薬で健康になってもらいたいという想いからオンラインAI漢方「あんしん漢方」で情報発信を行っている。