「東京ディズニーリゾート40周年“ドリームゴーラウンド”」をお祝いする、大注目の新パレード「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」。
多幸感あふれるアニバーサリーソング、次々に登場するディズニー映画の楽曲など、パレードがもっと楽しくなる音楽の魅力を、ショーパレ音楽好きライターが徹底解説します。
新時代のアニバーサリーテーマソング
パレードスタート後、まず聞こえて来るのは、ティンカーベルの魔法にかけられたような、キラキラした音に包まれた、「東京ディズニーリゾート40周年“ドリーム ゴーラウンド”」テーマソングである、「リビング・イン・カラー」。
まずこの「リビング・イン・カラー」が良すぎて、冒頭からグッと心を掴まれてしまいました。
パレード音楽なので、ワクワク感を煽ってくれるのはもちろんなのですが、程よくいい感じに肩の力が抜けていて、グルーヴィーかつチルい感じ。
今の時代に合った雰囲気で、音楽シーンのトレンドを押さえながらも、きちんとテーマパーク音楽に昇華されている、技ありな楽曲です。
耳なじみが良く聞きやすくて、肩の力がホッと抜けた感じなのに、祝祭感と多幸感に溢れているのが凄い!
イントロから様々なハーモニーがとりどりに絡み合うところも、まさに"ハーモニー・イン・カラー"を体現しているなと感じました。
"好きポイント"が満載!
・冒頭の歌詞「Memories for you and me」の「Memories」部分のメロディーが下がって行くところ、コード進行がオシャレすぎてときめく!
・「ナナイロ」どころではない、多様なハーモニーの重なり方が秀逸すぎて、何度でも聞ける!
・決して早くはないテンポでありながら、自然に体が動いて手拍子してしまう、ビート感が凄い!
・ベースラインの動きが格好良すぎて聞き惚れる!
・モノクロの短編アニメーションから始まり、100年の歴史を経て様々な人種のキャラクターが生まれ、カラフルに色づいた世界でそれぞれが生き生きとしている…という、コンセプトがもう泣ける!
永遠に解けない魔法にかけられるような、そしてディズニーがまた一歩、「次のフェーズ」へと進んだことが感じられるような、希望に溢れる名曲だと思います。
いつまでも聴いていたいですが、続いてやって来る各フロートから流れる、様々なディズニー映画の楽曲が「リビング・イン・カラー」とどう絡み合うのか、注目して行きましょう。