アボカド

アボカドには抗炎症作用や抗酸化作用があるフラボノイドが豊富。酸化による脳のダメージを抑えてくれます。

男女84人を集めて12週間アボカドを食べてもらった実験では、アボカドを食べたグループの注意力と集中力のスコアが向上。別の研究では、半年間毎日アボカドを1個食べた人は、作業記憶力が46%、問題解決能力は47%もアップしました。

また、アボカドには食物繊維が豊富に含まれているため、腸内環境の改善にも効果的です。

なお、アボカドには認知症の予防以外にも、内臓脂肪を燃やす働きや食欲を抑える効果、糖尿病予防などさまざまな効果があるので、日々の食事にぜひ取り入れてみてください。

ブロッコリー

ブロッコリーには体内の老廃物や有毒物質を解毒する作用がある「スルフォラファン」が豊富。認知機能の改善に効果が期待できます。

また、ビタミンやミネラル、抗酸化物質も多く、脳の炎症を抑制。さらに、ブロッコリーに多く含まれる葉酸も、認知症予防に効果があると注目されています。

ただし、ブロッコリーに含まれる有効成分は熱に弱いため、ひと工夫して調理するのがおすすめ。スルフォラファンはブロッコリーに傷がついたときに生成される性質があり、増えるのに時間がかかります。

そのため、ブロッコリーを細かく刻んで30~90分放置してから加熱しましょう。

シナモン

焼き菓子やパン、チャイなどに使われる独特な香りが特徴のシナモン。シナモンには脳の働きを向上させる効果があります。最近の研究では、シナモンを摂取すると、アルツハイマーの原因とされている「タウタンパク質」が減少することがわかりました。

また、学習能力が低いマウスにシナモンを与えたところ学習能力が向上。さらに、シナモンやクミン、コリアンダーなどのスパイスを摂取すると腸内細菌の多様性が増えるという研究結果もあります。

シナモンは料理やお菓子作りに使うだけでなく、ミルクティーやカフェラテなどに入れて飲むのもおすすめです。