「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」は“冒険”である
「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」はどんなパレード? と聞かれたら、私は「一緒に冒険が出来るパレード」と答えます。
パレードなので基本的には1箇所に留まって鑑賞するのですが、次々とやってくるフロートはゲストを色とりどりの冒険に連れて行ってくれます。
まずはじめに、このパレードはカラフルな衣装を身にまとったダンサーたちと、七色の虹とたくさんの花びらで彩られたフロートに乗ったティンカーベルから始まります。
ティンカーベルといえば、ディズニー映画『ピーター・パン』に登場する、空を飛べる金の粉を振りまきながら宙を舞う美しい妖精です。
『ピーター・パン』では、ティンカーベルの粉を浴びたウェンディたちが、ロンドンの街を飛び立つところから彼らの冒険が始まります。
これは私の勝手な解釈ですが、ゲストを「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」という虹色の冒険に連れて行ってくれるために、ティンカーベルが最初にやってきてくれるのかな、と感じました。
ティンカーベルの乗ったフロートの後ろには、ディズニーの長編映画第1作目であり、世界初のカラー長編アニメーション映画であるディズニー映画『白雪姫』の白雪姫と七人のこびとが歩いてやってきます。
さらにその後ろにはディズニー映画『不思議の国のアリス』から、不思議の国という結構な冒険を乗り越えたアリスと、不思議の国の住人であるトゥイードル・ディー、トゥイードル・ダムも続きます。
ティンカーベルの妖精の粉を浴びて、白雪姫がやってくることで世界が色づき、アリスと一緒に不思議な世界へ歩みを進めるこの構成は、今から冒険に繰り出すのにぴったりのオープニングだと思いませんか?