自分の気持ちをきちんと伝えるのが誠意

一ヶ月ほど間を空けて連絡しても、男性のほうは警戒を解いておらずそっけない対応で終わらせようとすることに、女性は悲しみと焦りを覚えていました。

女性が見誤っていたのは男性との距離感です。

戸惑いや混乱が伝わっていたのにそれを受け止めてもらえなかった自分、以前のような距離感に戻してもらえず一方的な関わりを続けられた自分が、男性にとっては女性といい接触を想像できないしこりになっていると考えられます。

それでも男性と友達関係をやり直すことを望むのであれば、女性のほうから正直に気持ちを伝えていくのが、わだかまりを解くきっかけになります。

恋愛感情を持っていたこと、それで接し方が変わったけれど男性の戸惑いを無視してしまったこと、その結果遠ざけられて悲しかったこと、今は友達関係に戻りたいことなど、男性の気持ちをほどくには素直にそのときの自分を伝えていくのが誠意といえます。

そこをそらしてゲームの話題に逃げても、女性側の本音がわからない以上男性も自分の接し方を変えることは難しいのではないでしょうか。

もっと時間を空けてお互いに冷静になる期間を作るのも良い手で、こちらが急に詰めた距離感の窮屈さが薄れていくことも、意識したいですね。

相手との間に生まれたつまずきは、なかったことにするのではなく「つまずいたからには解決する」姿勢が信頼となり、逃げない勇気がふたりの関係を良いものに育てます。

友情がベースにあれば、そこを利用して恋愛関係を意識してほしいと思うのは当然ですが、気をつけたいのは相手の状態です。

困惑が見えるのであれば無理に距離を詰めるのではなく引くことも肝心です。恋愛はひとりではできないからこそ、ふたりの気持ちを揃える意識がこんなつまずきを避けるコツ。

そして、距離を置かれたのであればその解消には自分の素直さがカギになることを、忘れてはいけません。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line