こんな面が見えたら要注意! 「口の軽い人」の考え方
お互いの近況について話したいのに、気がつけば「○○さんの彼氏って」「○○さんの家族ってね」とやたら他人の名前が出る、何かの話題について「あそこは○○だから」「親が○○なんだって」と本筋とは関係ない情報をたくさん出してくる、そんな人は「それを知っている自分」をアピールしています。
ほかの人は知らないだろう情報を掴んでいる自分、その姿を見てほしいし「すごい」「教えてくれてありがとう」と言われたいのですね。
そうでなければ聞かれてもいない部分まであえて口にする必要はなく、関心の中心は話題そのものではなく「人の情報を掴んでいる自分を見てもらうこと」なのだと筆者は思います。
口の軽い人は他人のプライバシーを自分のものとして扱うのが特徴で、聞いているこちらが「それ、人に話してもいいの?」と不安になるようなデリケートなことまで簡単に口にしてしまうのを見ます。
こちらがネガティブな感情を覚えるのは、「その人はあなたを信用して話してくれたのでは」と感じるときで、それをあっけなく裏切る姿に「信頼できない人」という印象を持つのは避けられません。
ということは、「私についてこの人に話せば同じように誰かに簡単に漏らされる」と警戒するのは当然で、自分がそう思われる現実に気が付かないのも口の軽い人の特徴です。
本来、一対一で居心地のよさを感じるコミュニケーションは、お互いについて打ち明けあい理解や共感を深める話題になるはずで、そうではなく「常に他人のこと」を口にして聞いてほしがる人とは、好意を向けたくてもその人の内面の良さを感じられないため難しくなります。
口の軽い人が人間関係でトラブルを起こしやすいのは、他人に与える印象を正確に掴めておらず、自分の在り方が相手に嫌な思いをさせていると想像できないからです。