「愛されたい」のは相手も同じ

有りか無しかの極端な白黒思考になるのは、ふたりの関係の「正解」に愛される自分を持ってくるから。

しかし、相手も自分と同じように愛されたいと思うのは自然であり、それは居心地のいいつながりを築けているからこそ生まれるものです。

「愛されたいのはお互いさま」と思えば、「100%で好きか、そうでないなら関わるな」のような強い拒絶が前に出る関係がどれほど窮屈か、相手を苦しめるかが想像できるはずです。

たとえ相手の向けてくれる好意が70%だとしても、そこを突き詰めて自分と同じでないことを責めるのではなく、「自分は相手をどう思っているのか」を忘れないことでリラックスしたつながりを続けられます。

自分の状態を相手任せにするとそれが相手には負担やプレッシャーとなり、幸せな交際をイメージできません。

相手も自分と等しく「愛されたい」と思うもの、それなら居心地のよさを受け取ってもらえる時間を考えるほうが、健全に愛情を育てたい自分を伝えられます。

好意を知られるのを恐れるのではなく、「あなたと一緒にいられて幸せ」と見せていくことで、相手もまた「同じ」だと伝えたくなるはず。

ふたりの関係に誠実でありたいと思う人なら、こちらの「愛されたい」もきちんと受け止め、楽しいコミュニケーションを考えてくれるのではないでしょうか。