好きな人がいて相手もこちらに関心を向けてくれているとわかるとき、楽しいはずなのに「好かれているかどうかの確信」が持てずに不安になる人はいます。

中途半端なつながりに居心地の悪さを感じ、「好きか嫌いかはっきりしてほしい」と相手に迫ったばかりに疎遠にされてしまった、というのもよくあること。

「0か100か」の白黒思考に陥るのはなぜなのか、不安や焦りはどうすればいいのか、ご紹介します。

白黒思考は自分自身を苦しめる!その理由とは

好きだからこそ中途半端が怖くなる

好意を覚える男性がいて、LINEでも会っても楽しくコミュニケーションが取れている。

「好かれているのかも」と感じる瞬間はうれしいし舞い上がるけれど、反対にちょっと素っ気ない対応をされると「やっぱり恋愛感情ではないのかも」と不安が強くなり、落ち着かなくなるということはありませんか?

その結果、曖昧な状態の自分が嫌で「どう思っているのかはっきりして」と相手に伝え、「そこまで好きじゃない」などと返されてそのまま音信不通になってしまうと、せっかくの縁をみずから潰すことになります。

うまくいっているはずなのに、「告白された」「付き合っている」とふたりの関係に明確な形がないため、「どう思われているのか実際はわからない曖昧な自分」が怖くなるのは誰にでもあると思います。

好きな人のように強い関心を向けてしまうからこそ、「グレーな状態」の結果が期待通りでなかったときのことを想像すると落ち込み、それを何とかしたいから突っ走ってしまうのですね。

友人関係なら多少の距離を感じても無理に自分への気持ちを言わせようとはしないのに、こと恋愛になると答えを迫ってしまうのは、「その人に愛される自分が正解」だと思い込んでいるからと筆者は感じます。

好きな人だからこそ、中途半端な関係に心が不安定になるのですね。