「大好きだった彼に振られ、何とか復縁が叶ってからやめたのは、ズバリ飲酒です。
それまでは、彼とすれ違ったり喧嘩したりするとストレスから大量に飲むのがやめられなくて、その挙げ句に夜中に彼に電話することもあって、迷惑をかけていました。
振られたのはこれが理由じゃなくて私が仕事優先で彼のことを後回しにしていたのが原因なのですが、ひとりになって気がついたのは、仕事のストレスもお酒で発散していたこと。
きちんと考えるのではなく、お酒に逃げてうやむやにしてやり過ごすから彼の言葉も心に残らないし、いつまでも同じような喧嘩を繰り返すのだと気が付きました。
二日酔いで出社して、同僚から『同じように何でもお酒に逃げて会社に来られなくなった人がいるよ』と呆れたように言われて、これじゃダメだと本当に思いました。
決意して少しずつ飲む量を減らし、イライラやモヤモヤが強くなったら映画を見たり常備菜作りに走ったり、別のことで手を動かすようにしていたら、そこまで飲みたいとも思わなくなって。
落ち着いて過ごせるようになると彼のことも冷静に考えられるようになって、私の飲酒について決して責めずにいつも体調を気遣ってくれていたこと、『もっと俺を頼って』と言ってくれたことが思い出されて、改めてやり直したいと思いました。
思い切って彼に電話してこれまでのことを謝り、お酒を減らしていることを伝えました。
彼は復縁の話より私の飲酒量が減ったことをまず喜んでくれて、それが本当にうれしくて。
これからは彼との時間もちゃんと考えて優先すること、仕事一本にならないことも話し合え、復縁することができました。
元々お酒が好きなわけじゃないのだなと気がついたのは、その流れで飲むのをやめてしまおうと思えたときで、本当にストレス発散の手段でしかなかったのですよね。
復縁してから飲まなくなった私を彼は逆に心配していましたが、彼の好きな本や映画の話が増えて手料理を振る舞うのも楽しくなった私を見て、前よりずっと愛してくれているのを実感します。
お酒が悪いのではなく、現実逃避でお酒に頼っていた私がおかしいのであって、これからもストレスとは向き合う力を忘れずにいたいです」(33歳/セールス)
こちらの女性は、「酔って忘れる」ことが悩みの解消法だったといいます。
ですが、それでは実際は何も乗り越えてはおらず、彼の不満も正面から受け止めることがなかったため、愛想を尽かされたのが現実。
ストレス発散は確かに大切なことですが、悩みや不安からの逃避で何かを頼りすぎるといずれ自分自身がダメになります。
復縁が叶ってこれまでの悪い逃避を断ち切れたのは、自分を信じる気持ちが生まれてきたのではないでしょうか。