「THE HYBRID SHOCK MUSIC」を掲げて活動するWING WORKS

12月25日にリリースされるシングル『不死鳥-FENNIX-』の話はもちろん、WING WORKSとは一体何なのか? V系シーンからエンタメ業界全体に革命を起こしたいというRYO:SUKEさんのディープなトークをたっぷりと掲載!

 

――WING WORKSはRYO:SUKEさんのソロ・ワークスとのことですが、RYO:SUKEさんがソロになったきっかけを教えて下さい。

RYO:SUKE:僕は去年まで少女-ロリヰタ-23区というヴィジュアル系バンドをやってたんですが、バンドが無期限活動休止になって。

僕は「生涯人生1バンド」というか…「世に出たらこのバンドで死ぬまで!」みたいな美学でバンドをやってたので、新しいバンドをやるというイメージが自分の中で沸かなかったんですよね。

それで、今後自分自身の音楽を突き詰めていくには「ソロアーティスト」という形でやるのが一番適切なのかなと思ったんです。それに加えて「ヴィジュアル系シーン」というものをを俯瞰して見た時に、ソロアーティストが今はあまりいないと思ったんですね。

――たとえば、hideさん、GACKTさんのようにソロというスタイルで活躍している人は、最近の若手だと確かにあまり見ないですね。

RYO:SUKE:その方たちは、僕たちがキッズだった頃にスタイルを確立されたじゃないですか。「音楽」というものが今よりもはるかに活気づいていた時代に。

ヴィジュアル系シーン、特にインディーズシーンを見回した時に、今は「ソロアーティスト」という椅子が空いてるんじゃないかと。そのポジションを確立するのは、僕個人としても、音楽業界にとっても面白いことなんじゃないかなと。

 

――WING WORKSという名義でやろうと思ったのは?

RYO:SUKE:「新しくソロを始めます」という時に、自分の名前を冠にするのは違うなと思って。あくまで「この音楽を作っている人間がRYO:SUKE」という構図にしたかったんです。

元々僕はずっと「翼」というモチーフに魅力を感じていて、昔から「翼」というモチーフはよく作品に使ってたんです。

僕は、現状より「何か」を先に進めることに、とにかくこだわってるんですね。

ヴィジュアル系として革新的なものを作りたいし、自分の人生としても「じゃあ今まではバンドで一生懸命頑張ってきたから、新しいことに挑戦したい」という意味で、「進化する」とか「アップデートする」ということ…「次の場所に行く」みたいなイメージが「翼」という言葉と、すごくリンクしていて。

アートワークやライブも全てひっくるめて「ワークス」じゃないですか。だから「WING WORKS」と名付けました。