え! 「福」? この四角いの何ですか? コースター? 

――いやいや違うんです(笑) この「福」と書いた四角い紙は、福字と呼ばれる縁起物なんです。大きさは大小さまざまですが「赤」いのが特徴。中国や、日本でも中国料理レストランなどで、玄関や壁に貼られた「福」の字を見たことはありませんか?

あ! 見たことある。あります!!

――年に一度、旧正月前には、至る所で新しいものに張り替えられるのですが、貼る時は「福」の字を上下逆さまにして貼るんですよ。

え? 逆さまじゃないとダメなの?

――それは、中国語の発音に関係しているんです。倒福(福を逆さにする)と、到福(福が到る)の発音が同じなんです。なので、逆さに貼ると「福が来る」という意味を表して、縁起がいいんです。

わあーーー。そういう意味があったんだ。じゃあ、楽屋のれんに逆さに貼っちゃおうかな!

――ぜひぜひ、貼って「福」を呼び込んでくださいね! 

ありがとうございます(≧∇≦)

――ということで、いよいよ舞台が始まりましたが、今日は、舞台の見どころについて佐江ちゃんにお聞きしたいと思っています!

見どころ……。いや。。。 でもね、何だろう。。。 

見方の角度を変えるだけで、それぞれ全然感じ方が違ってくると思うので、見どころはコレっ! ていうのが難しいな。それぞれの役に入り込んで見たら、「あの時、自分があんなことを言ってなければ、こんな結果にならなかったのに」という責任感を、グッと感じるお話だと思います。

例えば、風間俊介さん演じる主人公、ガンクツがやったことが、いろんなことに広がっていったり、ガンクツの隣で私がポンッと言った発言で、また違うように話が広がっていったりするので、役に入り込んで見ると「責任感」というものをスゴく感じると思うんです。

――それぞれの役に入り込んで、何度も楽しむことができそうですね。

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