抜け毛を増やさないための対策3つ

抜け毛を増やさないための対策方法を3つご紹介します。

1.シャンプーやドライヤーを正しく使う

下記は、抜け毛を予防する正しいシャンプーとドライヤーの手順です。

(1)シャンプーをつける前に、37〜39℃ほどのお湯で頭皮や髪をしっかり洗う。

(2)シャンプーを手のひらで泡立ててから、泡を頭皮に塗布し、指の腹を使って頭皮をやさしくマッサージするように洗う。泡立ちが悪い場合や、洗い上がりがすっきりしないときは2度洗いをする。

(3)38〜42℃のお湯でシャンプーの3倍の時間を目安にすすぐ。

(4)ゴシゴシこすらずに、タオルで髪をはさむようにして髪の水滴を取り除く。

(5)ドライヤーを頭皮から20cm以上離して、しっかり乾かす。

上記を意識して、頭皮や髪を健やかに保ちましょう。

2.食生活の見直し

髪の毛はケラチンというタンパク質(アミノ酸)でできています。抜けにくい髪をつくるには、肉や魚、大豆製品、乳製品などから、毎日タンパク質を摂りましょう。

また、体内で合成できない必須ビタミン・ミネラルも、健康な髪に必要な栄養素のため、バランスよく摂取することが大切です。

とくに、ケラチンを生成するのに必要な亜鉛は、不足しないように気をつけましょう。日本人の食事摂取基準(2020年版)では、亜鉛の1日の摂取推奨量は18~74歳の男性で11mg、18歳以上の女性で8mgとなっています。

牡蠣やうなぎ、豚レバー、牛赤身肉、カシューナッツなど、亜鉛を多く含む食材を食べましょう。

3.漢方薬を飲む

抜け毛対策には、漢方薬の活用もひとつの方法です。漢方薬は、心とからだのバランスを整えて、健康で丈夫な髪に導きます。

抜け毛の原因には、紫外線や直射日光によるダメージ、頭皮や髪への血流量の低下、ホルモンバランスの乱れ、ストレス、睡眠不足、加齢などが考えられます。

抜け毛対策には、「血流をよくして頭皮や髪に栄養を届け、毛をつくる細胞を活性化させる」「冷えや加齢によるホルモンバランスの乱れを改善する」「自律神経を整え、ストレスを緩和したり睡眠の質を改善したりする」といった働きをもつ漢方薬を選びます。

髪や頭皮の状態を根本から改善することで、抜け毛だけでなく、白髪や髪の傷みなどにも同時にアプローチできるのもメリットです。

抜け毛におすすめの漢方薬

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

血流をよくして冷えを改善し、ホルモンバランスの乱れに働きかける漢方薬です。疲れやすく、冷え症で、貧血傾向の方に向いています。

八味地黄丸(はちみじおうがん)

からだ全体を温めて、新陳代謝を高めるように働きかける漢方薬です。疲れやすく、手足の冷えやすい方に向いています。

漢方薬は、自分の状態や体質に合わせて選択することが大切です。うまく合っていない場合、効果を感じられないだけでなく、副作用が生じることがあります。

どの漢方薬が自分に合っているのかを見極めるには、漢方薬に詳しい薬剤師の力を借りましょう。

漢方薬に詳しい薬剤師がAIを活用して個人に合う漢方薬を見極め、お手頃価格で自宅まで郵送してくれる「あんしん漢方」のようなオンライン漢方サービスに、一度相談してみるのもいいでしょう。

今回は、抜け毛の原因と対策方法をご紹介しました。抜け毛が多いと感じたら、正しい頭皮ケアや生活習慣の改善をしましょう。

また、加齢やストレスなどが原因の抜け毛には、専門家に相談して漢方薬で内側からケアするのも有効です。

セルフケアや漢方薬で健やかな髪と頭皮を目指し、抜け毛を予防しましょう!

<この記事を書いた人>

あんしん漢方 ライター
円山 真由佳(えんやま まゆか)

医薬品登録販売者。ドラッグストアでの医薬品・化粧品販売を経て、市販薬の使い分け方を広めるべく執筆・情報発信を行う。美容薬学・アロマテラピーの資格を保持し、インナーケアや女性の不調ケアにも精通している。

表面的な悩みの奥にある潜在的な悩みをくみとり、対症療法ではなく根本改善を目的としたアドバイスを得意とする。

症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。

あんしん漢方(オンラインAI漢方)漢方のプロがAIを活用して自分に適した漢方薬を選び、お手頃価格で自宅に郵送してくれるオンラインサービス《おとなの健康・美容メディア》MedicalHealthにて『健康の先に、美しく、楽しい未来がある』毎日楽しく暮らしに役立つ情報を発信中です。