【2】涙袋にヒアルロン酸を入れたら、目の下にナメクジさんが出現した

この話には前段階のエピソードがあります。ある時に、顔全体を引き締める「イデバエ」という注射をしてもらったときのこと。(これは、顔全体に1cm間隔でまんべんなく注射をしていきます。)その結果、確かに顔全体はほっそりしたものの、頬の高さや涙袋など、あるべき膨らみもほぼ引っ込んでしまったのです。

人の顔はバランスありきなので、いくら顔がほっそり小さくなっても、平坦になるとものすごく不自然になってしまいます。特にあったはずの涙袋がなくなってしまうと、目の大きさが半減!自慢のぱっちりおめめが?!といったカンジなわけです。

そこで傷の上塗りをすべく、涙袋を新たにこさえるため、筆者は颯爽と、ヒアルロン酸を打ちに行きました(自業自得だけど)。すると…...。今度はどうやら「入れすぎ」られてしまい、見方によっては「ナメクジ」のようなものが目の下にぼっこり出現してしまいました。目指していた、きれいにつるんとした涙袋ではないのです。そのときは、ああもう終わったな、と思いました。

しかしこれでは生活ができないので、今度は「ヒアルロン酸溶解注射」をちょびちょび打ってもらい、つまり多すぎるヒアルロン酸を少しずつ溶かして調整してもらいました。まったくいくらかけてるんだコノヤロウ!と、自分で自分を罵倒したい気分。それでもこの作戦はうまくいき、なんとかかわいい涙袋をゲット。紆余曲折を経て、人並みの表情を取り戻したのでした。

 

【3】小顔を目指してエラにボトックス注射をしたら、顔のバランスが……

プチ整形というものは、はまりだすと止まらないもの。最初は法令線くらいしか気にならなかったのに、美容クリニックでさまざまなメニューや症例を見ていると、あれもやってみたい、これもやってみたい、と手出しするようになるのです。

そんな私が、「これは自分にとって余計だったよな」と思うのが「エラボトックス」。グっと奥歯を噛んでみた時に膨らむ部分が、エラの筋肉だそうで、そこにボトックス注射をするとフェイスラインがすっきりするという触れ込みです。症例写真の女子も、もともとエラなど張っていないのに、注射後はスラっとしてキレイ!!そしてこれまた1万円以内で安い!ということで、好奇心おう盛な筆者はエラボトックスに挑戦することにしました。

結果は、ハイ、鏡の前で涙、です。筆者の場合は、エラが張っていなかったことと、元々顔のシルエットが「いちご型」だったのに、余計なことをしたばっかりにエラの部分がえぐれたようになってしまい、顔の形がまるで「ム○クの叫び」状態に。もし街で友人とすれ違っても、誰も私を私だと気づかなかったかもしれません。

しかしこれも、あくまで自業自得。うまくいって似合う人は、たくさんいるんでしょうけどね~。その後は、ボトックスの効き目が切れるまで涙をこらえて待っていたのと、スルメなど必死に噛むようにしてエラ筋を鍛える日々を送って過ごしたのでした。