2.指導者との相性が良いか
柳川「どんなに子どもが好きな習い事でも、指導者との相性が悪ければ長続きしません。相性の良さを客観的に観察してみてください」
3.上達しているか
柳川「明らかに上達が遅い、いつも苦戦しているようであれば、向いていないのかもしれません。好きで向いている習い事であれば上達はとても早いものです」
親の希望と子どもの興味・適正の折り合いはどうつける?
習い事は、親の希望と、子どもの興味や好み、適正が合ってないこともあるかもしれません。そもそも子どもの習い事は、親の希望とどのように折り合いをつければいいでしょうか。
柳川さんは次のように話します。
柳川「習い事はワクワクのタネまきです。幼児期に子どもに合う習い事を見つけるのは大変です。実際に始めてみて、向き不向きがわかることもあります。ですから『合う習い事』を見つけるより『習い事でワクワクのタネまきをして子どもの視野を広げる』と考えましょう。
大切なのは、親が何をさせたいかではなく、子ども自身が『何をしたいか』という気持ちと、子どもが『自分で選んだ』という感覚を持たせることです。
また、習い事を始める前に『どういう状態になったらやめるのか」を決めておくことも大切です。子ども自身が『〇年生になるまでやる』『大会で入賞するまで頑張る』などゴール地点をイメージしてから始めると、途中で投げ出すことも少なく達成感も味わえます」
子どもの可能性を広げる習い事は、ぜひ子どもが積極的に取り組むものをさせてあげたいものです。いまいちやる気がみられない場合には、一度、確認してみるといいかもしれません。
【取材協力】柳川 由紀さん プロフィール
家庭教育アドバイザー(日本家庭教育学会認定)。静岡市学校教育相談員、静岡市食育推進委員などを務め、現在は「親力アップ静岡」を主宰。発行中のメルマガ 「子どもを伸ばす 親力アップの家庭教育」は、一昨年全国メルマガ大賞教育部門第3位を受賞。
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