『西友』の「ポテトサラダ」はじゃがいもだけでなく、他の野菜の旨みもアップ!

『西友』「野菜のうま味が深いポテトサラダ 中」(税込214円)

そして、最後に『西友』の「ポテトサラダ」をいただきます。

商品名と見た目の通り、じゃがいもだけでなく他の野菜もごろごろ入っており、これで214円はなかなかのお値打ちに見えます。しかも、食べ比べをした時期は「20%増量」でした。

ギリギリのラインでコスパと味の良さを実現するのが『西友』なので、こちらもまた期待が膨らみます。

おかず感で言えば筆頭の味わい

じゃがいもの風味を引き出しているのはもちろん、商品名の通り、他の野菜の風味もグッと引き上げており、全体的には豊かな味わいを表現しています。

また、程よい塩味とも相まって、今回の食べ比べの中では最もおかず感を感じる一品でもありました。

「ポテトサラダ」をサラダ・副菜として食べたい人は敬遠するかもしれませんが、「ポテトサラダ」をおかずとしたい人や、ガッツリ味わいたい人にはうってつけの一品。パンに挟んでいただくなんていうのもなかなか良さそうです。

やはり各社とも「ポテトサラダ」に強い個性を打ち出していた!

シンプルかつ多くの人が食べ慣れている「ポテトサラダ」なので、各社とも独特の個性を打ち出し、そして繊細に作っていることがよくわかりました。

各社のスーパー惣菜のクオリティや傾向を図る上でも、「ポテトサラダをまず食べるべし」とさえ思うほどで、なかなか意義深い食べ比べでもありました。

そんな中で、筆者の一押しはやはり『サミット』の「ポテトサラダ」。優等生的で、誰でも美味しくいただけるその味わいの素晴らしさに脱帽でした。

一方、『オリンピック』のあえての手作り感や、『西友』の「じゃがいも以外の野菜の風味も引き出した」挑戦作もなかなか面白く、この辺は好みによって選ぶと良いと思いました。

さて、ここまで読んでくださったあなたはどの「ポテトサラダ」が気になりましたでしょうか。ぜひ本記事を参考にあなた好みの「ポテトサラダ」を見つけてくださいね。

音楽事務所、出版社勤務などを経て2001年よりフリーランス。2003年に編集プロダクション・デコ有限会社を設立。 出版物(雑誌・書籍)、WEBメディアなど多くの媒体の編集・執筆にたずさわる。エンタテインメント、カルチャー、 乗り物、飲食、料理、企業・商品の変遷、台湾などに詳しい。台湾に関する著書に『パワースポット・オブ・台湾』(玄光社)、 『台北以外の台湾ガイド』(亜紀書房)、『台湾迷路案内』(オークラ出版)などがある。