横浜駅売上ナンバー1店舗のランキング発表

と、ここで柴田さんに“弁当&シウマイ人気ベスト3”を伺うことに。が、その前にせっかくなのでランキングを予想。

松宮の予想:
1位シウマイ弁当、2位横濱チャーハン、3位季節のお弁当

正解は……
1位シウマイ弁当、2位季節のお弁当、3位横濱チャーハン

「おしいっ!」と柴田さん。

1位は予想通り定番の「シウマイ弁当(750円)」! 

「横浜駅中央店」を取材したところ、「シウマイ弁当」を購入する人の姿が目立った。客層は平日の昼時ということもあり、年配女性が多い。

 

2位は旬の素材を盛り込んだ「季節のお弁当(650円)」がランクイン。

やはり“季節限定”という言葉を見るとついつい選んでしまうのもわかる。

 

3位は圧倒的なコストパフォーマンスを誇る「横濱チャーハン(580円)」。

横濱チャーハンは、長年“540円”という破格の値段で頑張ってきた。だが、原材料費の高騰により、2013年12月20日から涙を飲んで580円に値上げした(でも安い!)

 
複数買う人も多かった
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ここで1位の「シウマイ弁当」についてお客さんにインタビューを敢行。すると、ほかの弁当も購入するが、「やっぱりシウマイ弁当が一番美味しい」「よく自分用に買う」「お土産に持って行く」という声が上がった。

中には都内在住で「月に3回は(シウマイ弁当を)食べる」という人も! 「シウマイ弁当のご飯はすっごく美味しい!」と直接広報の柴田さんに大絶賛する女性もいた。

「崎陽軒の社長さんと社員さんにインタビューしておすすめの弁当を知りたい」というキニナルについても伺ってみると、ランキングと同様で「1位はシウマイ弁当(by柴田さん)」。また、ほかの店舗の売上ランキングも、ほぼ横浜駅中央店と同じとのことだった。

ちなみにシウマイランキングは下記の通り。

1位:昔ながらのシウマイ(15個入:550円)
2位:真空パックシウマイ(30個入:1080円)
3位:昔ながらのシウマイ(30個入:1080円)

昔ながらのシウマイ
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真空パックシウマイ
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やはり定番強し! 「昔ながらのシウマイ」が1位と3位に!
2位の真空パックシウマイは「遠方へ帰省する人などに人気」とのこと。

 

「シウマイ弁当」のヒ・ミ・ツ

「崎陽軒」では、ご飯にはかなりこだわっているそうだ。理由は、ご飯がイマイチだとお弁当が美味しくないから。

早速“ご飯の炊き方”について柴田さんに尋ねてみることに。実は「シウマイ弁当」のご飯の炊き方にはヒミツがあるそうだ。「シウマイ弁当」のご飯は “蒸気で炊き上げている”とのこと! 蒸気を使用することにより、冷めても美味しく“もちもちの食感”を実現させているんだとか。

残念ながら詳細は「企業秘密」。ほかにはない、“蒸気を使う”というところに“ご飯の美味しさのヒミツ”が隠されているのだろう。

 

続いて、ほかのキニナル「崎陽軒のシウマイ弁当、750円は高くないですか? 廃棄分も考慮した値段なの?」について聞いてみる 。

現在は価格競争が激しく、コンビニや店頭では、美味しくて格安なお弁当が販売されていることも多い。しかし、「シウマイ弁当は通常のお弁当ではなく、駅弁なんです」と柴田さん。駅弁は(素材はもちろんだが)容器にもこだわりがある。通常の弁当はプラスティックに入れられていることが多い。しかし、駅弁の「シウマイ弁当」は経木の折り(薄い木の皮)に入れられ、「冷めても美味しく食べられるように」と工夫されている。

 

崎陽軒HPより

また、「白俵型ご飯(小梅、黒胡麻付き)・昔ながらのシウマイ5個・まぐろの照り焼き・かまぼこ・鶏のから揚げ・玉子焼き・筍煮・切り昆布&千切り生姜・あんず」入りと内容も充実。バラエティに富んだ10品入りというのはすごい !

750円という値段は「駅弁としては安い方だと思います」と柴田さん。

偶然、出張で仙台に行く機会があった松宮。東京駅で駅弁の価格をチェックしたが、ほぼ800円~1000円が相場だった。確かに駅弁で750円は安い!

「崎陽軒」では、弁当の製造から販売までを自社で行っている。そのため、弁当の製造数を変更できるのが強み。

たとえば、横浜でイベントが開催される場合は「製造数を増やす」。逆に天候が悪い場合は「製造数を減らす」など、調整を行いできるだけ廃棄しないように」心がけているそうだ。弁当が足りなくなると、「(弁当を)店舗間で異動する」などの工夫も行っているとのこと。

「シウマイ弁当」は(おかずの量の)バランスが絶妙に考えられている。そのため、なにかのおかずを増やすといった予定も今はないとのこと。

しかし、マイナーチェンジは行われており、シウマイは現在5個入りだが、「昔は4つだった」と衝撃の事実が判明! シウマイが4個から5個に増えたのは1974(昭和49)年のこと。時代のニーズに合わせて「1個増やした」そうだ。