素晴らしい俳優たちとの撮影秘話

『コンクリート・ユートピア』ファングンアパート602号室の住人ミンソンの妻ミョンファ(パク・ボヨン)。 © 2023 LOTTE ENTERTAINMENT & CLIMAX STUDIO, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

――パク・ソジュンさん演じるミンソンの妻「ミョンファ」役のパク・ボヨンさんをはじめ、「婦人会会長グメ」役で大鐘賞助演女優賞を受賞されたバイプレイヤーのキム・ソニョンさん、「ヘウォン」役のパク・ジフさんら女性キャストについても教えてください。パク・ジフさんは、オム・テファ監督のカン・ドンウォン主演映画『隠された時間』(2016年)にも出演されていますね。

はい。まずパク・ボヨンさんは、これまで見せてくれていなかった姿を、ファンとして見てみたいなと思いました。パク・ボヨンさんがもともと持っているすごく強い面や、決断力のある姿をさらに見たかったんです。

撮影の際、パク・ボヨンさんとミョンファという役についてたくさん話をしました。ミョンファは、ただ優しいだけのキャラクターではなく、自分の家族のために動くキャラクター。そういうところをパク・ボヨンさんが演じる姿を見たかったのでオファーしました。

そして、グメ役のキム・ソニョンさんの場合、グメというキャラクターはヨンタクよりももっと強いカリスマ性を持っていて、アパートの住民たちを引っ張ってくるキャラクターなんです。キム・ソニョンさんは『愛の不時着』ほかとても多くのドラマや映画で、お母さん役や脇役を演じられていて、演技が素晴らしい方。

『コンクリート・ユートピア』ファングンアパート207号室の住人で婦人会会長のグメ(キム・ソニョン)。 LOTTE ENTERTAINMENT & CLIMAX STUDIO, INC. ALL RIGHTS RESERVED.

そんな女優さんが今回のグメのように、カリスマ的な役をしたらどうだろうと、彼女のそんな役を見たかったため、お声をかけさせていただきました。

パク・ジフさんは、おっしゃっていたように映画『隠された時間』で、短い出演時間ではありましたが、一緒に一度お仕事をしたこともあり、その後とても彼女が女優として成長されていて。韓国映画『はちどり』(2018年)で、パク・ジフさんが主演されていて、演技がとても素晴らしかったんです。

今回、パク・ジフさんが演じた役のヘウォンもたくさん出てはいないのですが、何かの背景を背負っている、ストーリーをすごく持っているという演技をしないといけないキャラクター。

パク・ジフさんの前の作品の印象からも、そういう役ができる役者さんだと思いまして、今回も声をかけました。こうしたさまざまなキャストによるストーリーとともに、日本のみなさんにも映画をご覧になっていただけたらと思います。