「できなかったこと」に挑戦してみる
仕事のミスはいつも自分の確認不足で、そのせいで取引先の人にまで呆れられてしまい、評価の低い自分では堂々と挨拶もできずに業務が苦痛になっている。
そんな状態で仕事が楽しいはずがなく、ため息をつきながら出社する自分を何とか変えたい、と思う女性がいました。
バリバリとやることをこなして上司にも取引先にも褒められる自分が理想だけど、そうなるにはまずミスをしないこと、確認を怠らないことが肝心で、それらはリストを作ってチェックするやり方でうまくできるようになりました。
もう一歩、この女性が「変わりたい」と思って始めたのが、「自分に似合うメイクや髪型を探す」ことです。
それまでは「こんな自分がかわいくするなんて笑われる」と周囲の目が気になり、地味なメイクに髪はひとつ結びのスタイルで目立たないようにしていたそうです。
どうしてそこに変化を考えたのか、「トイレの鏡で見る自分の疲れた顔がいつも本当に嫌だった」と気づいたからで、そのせいで余計にやる気が失われるのを防ぐために、「自分が気に入る顔になろう」と決意しました。
仲のいい同僚に使いやすいアイシャドウなど聞いて、髪はトリートメントや新しい髪留めを購入し、ネットの記事を見ながらアレンジを考える時間は、「新鮮でわくわくした」といいます。
本当は気に入るメイクをしたかった、でも自分に自信がないからできなかった、その心こそが仕事へのやる気を奪っていたと気がつき、勇気を出して「できなかったこと」に挑戦しました。
髪型を変えた日、同僚からは真っ先に「かわいいね」と言ってもらえて、部署の人たちにも「イメチェン?」と声をかけられ、テンションが上がる自分を実感したそうです。
人の間で縮こまっている自分ではなく、胸を張って立つことができる自分、その変化は「なりたい自分」を改めて掴む勇気から生まれます。
なりたい自分で人とコミュニケーションを取れることが自信になり、取引先の人とも笑顔で挨拶から始められるようになったと聞きました。
自分を変えるきっかけは、こんな新しい挑戦でも、周囲の人たちとのコミュニケーションを楽しめる自分を作ってくれるのですね。