告白のあとで見えてくる男性の別の一面
次に、「自分を一度振ったのにその後仲良くなろうとする男性」について女性の経験を聞いてみました。
「今の彼氏がそうですが、私が好きだと言ったときは友情しかなかったけれどそれから意識してくれて、『まだ可能性があるなら』と1ヶ月後くらいに告白してくれました。私を振った後も食事や買い物に誘ってくれて、ふたりで過ごす時間を積極的に持とうとしてくれました」(27歳/総務)
「いい人だなと思って告白したらごめんと言われて、それはいいのですがその後から急に馴れ馴れしくなって、『俺に好かれたいなら』みたいな感じで接してくるのがすごくイヤでしたね。それで一気に冷めました」(35歳/営業)
「会社の先輩に振られて、落ち込んだけど仕事に打ち込んでいたらあれこれ気にしてくれて、気がつけばふたりでご飯に行くようになりました。『前みたいに頼ってほしい』と言われたとき、先輩は私が離れていくことが怖かったのかな、とふと思いましたね」(28歳/接客業)
「振っておいてその後も男性のほうから接触を持とうとする」とき、おかしな下心があればやはり態度に出ます。
自分の気持ちを受け止めて大切にしてくれている、とわかるからそれからも男性とはいい関係が続くのであって、つながりは一方通行な気持ちで叶うものではないのですね。
恋愛感情が生まれてもそうでなくても、自分の存在をきちんと受け入れてくれている、と伝わるのが女性にとってはうれしく、振られた後から新しい関係が築けるのなら幸せなこと。
「好かれている自分」にしか興味がない人はそれに甘えてストレスをかけてきますが、誠意のある男性は女性の気持ちを考えて行動します。
気持ちの変化は必ず言動に現れるので、好意を利用したがる男性はきっぱりと遠ざけるのが吉。関係は対等であり、「告白された側」が操作していいものではないことを、忘れてはいけません。
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自分が振る側になったとき、相手とのその後について気まずさを覚えるか新しい可能性を想像するか、それまでの関わりにも大きく左右されるのがわかります。
告白は、ふたりの関係が変わる大きなきっかけであって、どんな気持ちであれ「その後」を大切にできる人が他人との縁も失わずにいられます。
人から向けられる好意は当たり前ではないからこそ、好きだと伝える側も、それ以降は誠意のある対応をしたいですね。