「無関心」が最大の復讐になる
言い方は物騒ですが、自分をないがしろにした相手にする復讐は「無関心」が最大の成功だと筆者は考えます。
過去の相手に取りつかれていつまでもネガティブな状態でいることは、裏を返せば相手の意図に従うのと同意で、自分だけが苦しみます。
意趣返しのように「あなたがいなくても幸せな自分」を相手にアピールしようとする人もいますが、そんな気持ちこそ未練であり、相手にとっては「まだ自分を忘れていない」という事実にしかなりません。
無関心は、嫌悪を向けるよりまだ強い拒絶であって、「いてもいなくても同じ」となるのが本当の終わりです。
相手が今自分のことをどう思っているのかわからなくても、自分に対して同じく無関心であっても、相手の状態とは関係なく自分から境界線を引いていくのが自立ですよね。
圭子さんは、嫌悪や憎しみを抱え続けるのではなく「いなくて当然」の自分を改めて受け入れることで元彼への執着を断ち切りました。
あらゆる感情を向けずに済むのが無関心の正体で、それが自分の心を前向きにするのですね。
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好きだった相手と嫌な終わり方をすれば、どうしても嫌悪感は生まれるし縁が切れても憎しみが残ります。
そんな状態が健全といえるはずがなく、無関心でいられる自分を手に入れることが失恋から立ち直る最後の姿。
本当の終わりは正しく境界線を引けることなのだと、忘れずにいたいですね。
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