「友達」とはまた少し違うママ仲間は、お互いに「ちょうどいい距離感」を保とうとするものですね。まだお互いのことをよく知らないうちは、あまり踏み込みすぎず、避けたほうがよい話題もあります。

親しいママ友とは違う、同じ園の顔見知りママや公園だけで会うママ、そんなママ仲間との会話は特に注意。うっかり発言したことで場の雰囲気をおかしくしないよう、話題にしないほうがいいことをご紹介します。

「予防接種は受けさせた?」

国や自治体が乳幼児に接種を強く勧めているワクチンの数々。ひと昔前はほとんどのママが当たり前のように子どもに受けさせていましたが、ここ数年、その価値観は様々です。

副作用を気にするママ、費用のことを気にするママ、その他、よくわからない薬を我が子の体内に入れたくない!という自然思考のママもおり、予防接種への考え方は多様化しています。

ママそれぞれに考え方がありますので「受けたほうがいいよ」「受けないほうがいいよ」と議論のようにならないよう、予防接種の話題は避けおいたほうが無難です。

「そのお菓子、添加物多いんじゃない?」

東京都消費者月間実行委員会の調査によれば、乳幼児・妊婦がいる家庭の男女のうち93.8%が「食に関して不安を感じることがある」と答えています。

小さな子どものいる家庭ほど、食品の安全性についての関心は高いものの、実はこの意識も家庭によって様々です。

おやつを手作りする安全志向のママもいれば、仕事が忙しすぎて、朝食ですらお菓子で済ます、というママもいるのだとか。

子どもの食を気遣うのは親の大切な努めではありますが、さほど親しくない間柄のママ仲間であれば、余計な衝突は避けたいもの。その場でママ仲間が子どもに与えているお菓子を「それ、添加物が多いんじゃない?」など、強く指摘するのは止めましょう。

とはいえ、確かに子どもに多量の食品添加物を与えるのはよくありませんね。あまりにも無頓着なママに、それとなく進言するのであれば「〇〇っていうお菓子を買ってみたんだけど、子どもが喜んで食べたよ。添加物も入ってないんだって。」などと、婉曲的に伝えるのがよいかもしれません。

ワーキングマザーへの「パート?正社員?」

パート、契約社員、正社員、あるいは個人事業主など、ワーキングマザーの働き方は多様化しています。こうした雇用に関する話題も、できるならば避けたほうが無難。なぜならこうした話題は、収入、キャリアアップ、夫の協力、好きな仕事ができているかなど、「自分と人との比較」に繋がりやすいからです。

隣の芝は青く見える、ということわざがありますが、女性はついつい、お互いの状況を意識してしまいがち。ましてや子どもが同じくらいの年であれば、いろいろと話を聞くことによって「○○ちゃんママはいいな~」などと、相手がうらやましくなってしまうかもしれません。

どの立場のママも、メリット・デメリットはあるものです。働き方には触れずにおくのが、余計な感情を生まないコツです。