「○○ちゃん、言葉遅くない?」など、発達に関すること

子どもの発達に関する勝手な憶測は、ママの話題の最大のタブーと言っても過言ではありません。

「○○ちゃん、言葉遅くない?」「○○ちゃん、まだ△△ができないみたい」「○○ちゃん、ちょっと他の子と行動が違うよね」

このような子どもの発達や特性に関することは、当事者のママ本人に言わないのはもちろんのこと、噂話でも口にしてはいけません。

もちろん、何らかの障がいやハンディがあることは恥ずかしいことでもなんでもなく、事情を周囲にきちんと伝えることで、子どもの過ごしやすい環境を作っているママがほとんどです。

しかしそれは、その子のママがすることであり、周囲が憶測だけでいろいろと言うものではありません。

「うちの子、○○ちゃんに●●されたの」(子ども同士のトラブル)

子どもが小さいうちは、子ども同士のトラブルはつきものです。ぶたれた、悪口を言われた、泣かされたなど、些細ないざこざは日常茶飯事。

ただし、なかには少々デリケートなトラブルもあります。例えば「おもちゃを壊された」とか「けがをさせられた」といったケース。こういう場合は、誠意のある対応が必要です。子どもと一緒に家までお詫びに行き、おもちゃの弁償を申し出る、病院代の負担を申し出るなど、正式な謝罪をすべきでしょう。

子どもがやってしまった側のママは、誠心誠意お詫びをするに尽きますが、やられた側のママもぜひ、寛大な心を持ってください。

不用意に、他のママに話さないこと。こうした話は広がりやすく、また、やってしまった子どもに「あの子は乱暴」などと先入観を植え付けてしまうことになります。子どもは未成熟。「お互いさま」の気持ちで穏便に済ませましょう。

以上、ママ仲間で話題にしないほうがいいことをご紹介しました。お互いに程よい距離感でお付き合いができるよう、参考にしてみてくださいね。

 接客コンサルタント。ひとり一人の魅力を輝かせる接客マナーの専門家。資生堂ビューティコンサルタント、キッザニア東京スーパーバイザーのキャリアを経て、講師として活動。女性視点の丁寧さあふれる接客術は「すぐに実践できる」と高い評価を得ている。述べ3000人以上の指導経験を持ち、幅広く支持されている。