K.willのライブのもうひとつの魅力

K.will ©JAKOL CORPORATION Photo:ユ テヒョン
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K.willのライブの魅力は歌だけではなく、ウィットに富んだ軽妙なトークにもある。歌の世界観を繋ぐMCパートの絶妙なバランスだ。

比較的明るめのオープニングの後、「僕本来の歌を歌わなくちゃいけませんね。『K.will自慢の一気に盛り下がる』(コーナー)……」などと会場の大爆笑をさらうと、『僕が嫌いだ(ネガ シルタ)』『1秒に1滴(1チョエ1バンウル)』で魂の叫びを聴かせ涙を誘う。

また、「バレンタインデーでは何かしましたか?」と呼びかけると、反応の薄い会場に対し、「余計な事を聞きました…。バレンタインデーに誰か一緒にいたりしてこそ、ホワイトデーにも何かもらえるんでしょうけど……、(日本語で)そっか……」などと肩を落としてみせて笑いを誘い、「僕からのホワイトデーのプレゼントです」と『PRESENT』と『チョコレート』を披露した。

さらに、大熱唱の後、水を飲むたびに会場からあがる「キャー」という悲鳴に満足げな顔で、「ステージでこのまま死んじゃうかも? と思うことがあります。歌手はよく、『いつか舞台の上で死んで行くカッコいい歌手になります』とかいいますけど、僕は難しいことじゃないな……と思う(笑)」と魂の熱唱から一転、ブラックユーモアで沸かせ、歌でもトークでもK.willの世界に引き込む。

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