「豚殺し鍋」を実食!はたしてどんな鍋なのか?
東北地方の方々が丹精込めて育てた豚を売りに出し、その報酬とご褒美として食していたという豚殺し鍋。運ばれてきました。
豚殺し鍋(1180円/一人前から注文可)。
豚骨ベースの塩で味つけしたスープに、豚ホルモンとバラ肉にスペアリブと豚の血豆腐。野菜はネギと「漬け白菜」。「漬け白菜」は、10月に収穫したハクサイを5月まで塩漬けにして発酵させたもの。
ぷりぷりのホルモンに豚からでたコクのあるスープと漬け白菜の塩気がからむ。まろやかであり、独特な塩気とホルモンのコクと香りにパンチあり。
少しクセのある味わいは一口食べると忘れられない印象と美味さがある。
近年本場中国の東北地方では、海鮮のエビやカキやアサリなどを入れて食するのが一般的になっているが、東北人家ではルーツの味を大事にし、本来のスタイルで豚殺し鍋を提供しているとのこと。
もうひとつのキニナル名前のメニュー「犬肉の火鍋」は、東北地方でよく食べられるポピュラーな料理だという。
犬肉には漢方の役割があり、赤犬の食用もも肉を使っているとのこと。
残念ながら「犬肉の火鍋」に関しては、オーナーさんの意向で「日本と中国の違いすぎる食文化では不本意に思う方々もいらっしゃるので、取材で料理提供し、取り上げていただくことはNGとさせていただいている」とのこと。「お店で気軽にお召し上がりいただければ」と話してくれた。
初めて口にする本場中国の味と恐い名前の鍋。
ごちそうさまでした。
取材を終えて
その名前に躊躇はするが、口にすると素朴で深い味わいがあった豚殺し鍋。
お客さんからちょっと恐い、と言われたこともあるそうで、名前を変えてみようと思ったことはという問いに対し張さんは「豚殺しおいしい鍋にしようかな(笑)」。
豚殺し鍋の名づけ親は最後までチャーミングでした。
●東北人家
住所/横浜市中区山下町214
電話/045-641-7595
営業時間/11:00~14:00、17:00~翌2:00
定休日/月曜
※本記事は2014年1月の「はまれぽ」記事を再掲載したものです。
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