「鶏肉ならやっぱり『なか卯』」と唸りたくなるザクザクうまうま唐揚げ!

続いては「なか卯」の唐揚げをいただきます。

「なか卯」といえば親子丼やうどんが主力メニューですが、特に鶏肉には相当なこだわりがあることでも知られています。

厳選された鶏肉、こだわりの卵、秘伝のタレが織りなす味わいはチェーン店とは思えぬほどの繊細な味わいを提供してくれます。

そんな、鶏肉への知見豊富な「なか卯」の唐揚げは、一見すればごく普通のものに見えますが、果たしてその味はどんな感じでしょうか。

「なか卯」の「鶏から」1個(税込110円)
ザクザクの衣とふんわりとした鶏肉のバランスが絶妙です

さっそくいただきましたが、薄めながらもクリスピーなザクザク感の衣のインパクトにまず感動。そして、しっかり噛み締めると、中の鶏肉のふんわりとした弾力、繊細な旨みが立ち上がり、これがまた美味。

脂っこくなくいくらでも食べられそうな優しい味わいでもあり、ガッツリ系を好まない人にも受け入れられるようにも思いました。

ザクザクの衣としっかりとした肉感がたまりません。優しい味付けでもあるので、誰でも美味しくいただけるはず

なお、「なか卯」はこの「鶏から」をベースにしたから揚げ丼のラインナップも豊富。ピリ辛なラー油の乗った「食べラー鶏から丼」や、濃厚な卵黄を絡めていただく「とろたま鶏から丼」など魅力的なメニューも豊富なので、これらも食べてみると良いでしょう。

食べ応え&ご飯のおかずには「吉野家」、独創的で繊細な味わいを楽しむには「なか卯」

というわけで「吉野家」「なか卯」双方の唐揚げを食べ比べしましたが、まとめると食べ応えとパンチある味わいを求める人にオススメなのは「吉野家」、また、独創的なクリスピー衣と繊細な味付けを求める人にオススメなのは「なか卯」のように思いました。

そして、いずれの唐揚げも個性や特徴こそ違えど、専門店にも負けず劣らずの味だったことも付け加えておきます。

ここまで読んでくださったあなたはどちらの唐揚げが気になりましたでしょうか。ぜひあなた好みの唐揚げを見つけてくださいね。

音楽事務所、出版社勤務などを経て2001年よりフリーランス。2003年に編集プロダクション・デコ有限会社を設立。 出版物(雑誌・書籍)、WEBメディアなど多くの媒体の編集・執筆にたずさわる。エンタテインメント、カルチャー、 乗り物、飲食、料理、企業・商品の変遷、台湾などに詳しい。台湾に関する著書に『パワースポット・オブ・台湾』(玄光社)、 『台北以外の台湾ガイド』(亜紀書房)、『台湾迷路案内』(オークラ出版)などがある。