シニアの柴犬が犬の会話ボタンにチャレンジ!

【犬の会話ボタン】まずはボタン1個からチャレンジ

12歳のシニア犬でも、犬の会話ボタンは覚えられるのか?我が家の柴犬が挑戦しました。

最初のボタンは、おやつボタンです。飼い主の声で「おやつちょうだい」と録音したボタンを準備。ボタンを柴犬の前に置き、まずは飼い主が見本をみせます。けれども、ここで予想外の展開が。飼い主がおやつを持っていることに気づいた柴犬、転がしておやつが出るタイプの知育玩具だと思ったようです。

飼い主が見本を見せても眼中になし。とにかく転がしたくてたまりません。何度置き直しても、ボタンを鼻でポーンと転がすというか放り投げるというか。

ボタンを転がしたい犬VS押してほしい飼い主のバトル勃発です。この日は偶然ボタンを押せて成功したタイミングで終了しました。これは先が長いかも……?

2日目。ボタンを床に置かず、手に持って「おやつ」の声を繰り返し聞かせてみました。次に、ボタンを手のひらに乗せ、お手がしやすい高さで見せてみました。お手をして上手にボタンを押せたら、おやつをあげるというのを繰り返します。

ちょっと理解した様子だったので、今度はボタンを床に置いてみました。ボタンを見つめて悩む柴犬。ここは飼い主も余計な手助けをせず、我慢です。

「もしかして……これ?」という感じで、ボタンにそっと手をのせました。おぉ!すごい。うちの子天才かも!と飼い主は親バカモード炸裂です。

とはいえ、上手に押せる時とボタンを転がしたくなる時と、半々ぐらい。上手にボタンを押せたところで、この日の練習は終了しました。

練習をはじめて3日目。練習しようとボタンを置くと、なぜか突然上手に押せるようになっていました。え?なんで?飼い主が寝てる間に特訓でもした?

しかし、またもや大きな落とし穴が。「おやつ」が食べたい柴犬さん、ボタンを連打!そしてドヤ顔で飼い主を見る!会話というよりアピール!

食べ過ぎになってしまうので、取り合えずボタンを一度片付けました。その後も、ボタンを出すと「あ、これ知ってる!おやつもらえるやつだ!」という感じで喜んで押しに来るように。

いつかは会話ができるかも!?

ボタンはとても押しやすいようで、軽く押すだけでもしっかり反応します。音質もクリアで、犬にも聞き取りやすいようです。なんといっても、聞き慣れた飼い主の声で録音できるので、犬が聞いた時に理解しやすそうだと感じます。

この後も「ごはん」と「遊ぼう」のボタンを練習。食いしん坊なだけあって「ごはん」ボタンはすぐに覚えてくれました!

ごはんの支度をしていると「ごはん」ボタンを連打してきます。うーん、やっぱり会話というよりアピールな気がしますね。そこが可愛いんですけど。

「遊ぼう」ボタンは、飼い主が押せば自分からオモチャを持ってくることもありますが、遊びたい時に自主的に押すのはまだ難しいようです。気長に練習しましょう。

ボタンには、犬が視認しやすいと言われるブルー、イエロー、グレーが使われていますが、どちらかというとボタンを置いた位置で覚えているように見えました。ボタンの位置は、一度決めたら動かさない方がよさそうです。

同じ時期に練習をはじめた友人宅の子犬さんは、うんちやおしっこをした後に「トイレ」ボタンを押して知らせてくれるようになったそうです。すぐにシートを変えられるので、助かると話していました。すごい!

現在、我が家は「散歩」ボタンの練習中です。もともと「散歩行く?」と声をかけると、自分から玄関に行っていたので「散歩」という言葉はすでに理解しているはず。ボタンを練習して、自分が散歩へ行きたい時に押してくれるようになるといいなと思います。

飼い主なら誰もが一度は考えたことがあるだろう「愛犬と話をしてみたい」という願い。犬の会話ボタンのおかげで、その夢が少し叶ったような気がします。

ボタンの数を増やして練習すれば、SNSで見る犬たちのように色々な会話ができるかも!? うちの犬の場合はかなり時間がかかりそうですが。それでも、その練習の時間が愛犬とのコミュニケーションになって、絆が深まりそうです。

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ライター・イラストレーター。趣味はダンスとお酒と犬連れ旅行。ワンコとニャンコ、ハムスターに金魚や鳥たち、ウサギと亀の大家族で育ち、現在は超絶マイペースな柴犬との暮らしを満喫中です。元テーマパークのお姉さん&スーツアクター。所有資格:愛玩動物救命士・ペット災害危機管理士・犬の管理栄養士