誰だって一方通行の恋愛はつらいし、好きになるなら両思いを目指すのが前向きな姿勢といえます。
相手の態度を見て「叶わないならもういいや」と早々に諦めてしまうのも、自分が痛手を負わないためには大切なときも確かにあります。
でも、「報われない片思い」を避ける意識が強い人ほど好きな人と両思いになる可能性も下がりがちで、結局は孤独が続くのもまた現実です。
恋をしても「負け戦」ばかりになるのは、なぜなのでしょうか。
「叶わないなら好きでいても無駄」と思う理由
好きな人がいてアプローチをするけれど、そっけない態度を返されたり好意を感じられる言葉をかけてもらえなかったり、「脈なし」を感じるとすぐ諦めてしまう、という人は多いもの。
両思いが前提の恋愛なら、一向にこちらを向く気配のない相手を追いかけることはつらく、告白なんてもってのほか、「恥をかかないうちに身を引く」と話す人も実際に見聞きします。
自分が向ける好意を受け止めてほしい、相手にもこちらを好きになってほしいと思うのは当たり前で、それが叶うかどうかを見極めるのは、無駄な時間を過ごさないためのコツともいえます。
「叶わないなら好きでいても無駄」となるのは、自分が抱える好意に価値があるとわかっているからです。
自分だけが好きでいることで傷つきたくない、恥をかきたくない、自分の「好き」を軽んじられたくない、だから「好かれているかどうか」ばかり気になって相手の態度に集中し、期待から外れる対応をされるとすぐ「もうやめよう」と思います。
内側に抱える好意は自分の体調を左右するほど大きなもので精神面でも影響が深く、相手が等しく愛情を向けてくれるなら前向きになれるけれど、そうでないときは落ち込む一方だからいつしか逃げたくなりますよね。
相手の態度や言葉に傷ついて自信をなくす一方になると、人を好きになることそのものが怖くなるし、傷つけられる自分に耐えるエネルギーも持てません。
「報われない片思い」を避ける人は、自分の好意に価値を見つけているからこそ、受け取らない相手を好きでいる意識を持てないともいえます。