ドライバー、吉田寿博と佐々木孝太の熱い思い

吉田寿博氏(左)、佐々木孝太氏(右)

ニュルブルクリンク24時間耐久レースは日本人2名と外国人2名の4名のドライバーが参戦する。

吉田寿博は「勝つために行く。ドライバーのミスを極力減らす体制ができあがっている」と断言し、佐々木孝太は「1年に一度しかないレースで昨年は負けた(2位)。とても悔しかった気持ちは、総監督の辰己にも、ドライバーにもメカニックにも広がっている」とチームの士気の高さを語ってくれた。

ドライバーがコンスタントにラップを重ねる。文字でいうのはいかにも簡単。交代もあるが、ひとりあたま平均8時間、コンディションが良いとは言えないニュルブルクリンクでのコースでぶっ通しの限界状態が続くのだ。なんと言っても、1台しかないマシンの操縦に常にミスは許されない。

しかしながら、どんなピンチが起こるかわからないその緊張感を、見ている側だけでなく、総監督・ドライバー・メカニックの勝負している側も、警戒しつつ楽しんでいると、両ドライバーは笑顔で語ってくれた。やはり、ニュルブルクリンク24時間耐久レースは、「世界一の草レース」なのだ。緊張感の中にこそ、本当の楽しさがある。
 

ファンへの恩返しが最大のつとめ

「ドライバーとしての全力を尽くすことがファンへの恩返しかな。今年は乗るとすぐわかる安心感がある車作りに仕上がっている。しかもどんどんファンとの距離が近づいているのがヒシヒシとわかる」と吉田。

「注目ポイントは、もちろん車なんですが、実はピット作業の光景。裏方の仕事ぶりも是非見てほしい。Ustreamの生放送が楽しみですね」と佐々木。

ふたりとも日本から生放送をみてツイートされてくるサポーターのメッセージを喜んで見ているという。そしてそのツイートから、活を入れるパワーを得られるとのこと。サッカーの日本代表と同じ気持ちで、自分たちはSUBARU代表ではなく、日本代表としてニュルブルクリンクに行っている想いに等しいと、ふたりから心強い言葉をもらった。

また、SUBARUファンだけでなく、Ustreamを見る人にぜひサポーターになってほしいという言葉もあった。サポーターは一緒に戦っている気持ちにされてくれる貴重な存在だと、ふたりは口を揃えて言う。ぜひ最後まで戦う男の様を見届けてほしい。

ブラジルではサッカーワールドカップが開幕し、日本のチームプレーが注目されているが、『ニュルブルクリンク24時間耐久レース』もチームプレーの塊であることがおわかりいただけるであろう。モータースポーツはエンジンが車を動かすのではなく、心が車を動かす。そんな気分に浸れる2日間(6月20日予選、6月21日決勝)を是非堪能しようではないか。

24時間をチームで戦い抜く熱い男のドラマを、SUBARUではUstreamでスタートからゴールまですべて生中継! これは「必見」の2文字がふさわしい。

 

 

 

人事コンサルタント。大学を卒業後、医療系人材派遣会社(人事)・広告代理店(人事)勤務を経て、密着型人事コンサルティング団体「人事総合研究所」を設立。代表兼主任研究員として、労務相談受付・課題解決に取り組む。得意分野は採用・法務・労務・人事全般の問題解決等、多岐にわたる。