夏の貧血対策には、漢方薬もおすすめ
貧血になりやすい夏は、上記の貧血にいい食材といっしょに漢方薬を取り入れるのもおすすめです。
西洋薬やサプリメントは、足りない鉄分を補うのが基本です。
しかし、漢方薬は心とからだのバランスを整え、根本の原因にアプローチすることで、鉄分の吸収をよくするだけでなく、貧血になりにくい体質を目指せます。
貧血には、
・胃腸の働きをよくし、ビタミンや鉄の吸収を促す
・血流をよくして、栄養を全身に運ぶ
・胃腸の働きを改善し、血液をつくる機能を回復する
などの働きを持つ漢方薬を、体質に合わせて選びましょう。
漢方薬は、貧血だけでなく、夏バテなどのほかの不調にも役立つメリットがあります。
<貧血が気になる人におすすめの漢方薬>
・十全大補湯(じゅうぜんだいほとう):からだに栄養と潤いを行きわたらせることで、貧血や疲労倦怠感を改善します。冷え症で食欲が低下気味の顔色が悪い人に。
・当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん):血行をよくしてからだに栄養を与えるとともに、水分代謝を高めることで、貧血やさまざまな婦人科系の病気を改善します。疲れやすく、冷えが気になる人に。
漢方薬は、自分の症状や体質に適したものを選ぶことが重要です。自分に合わない漢方薬を使っても効果を実感しにくく、場合によっては副作用が出ることもあるので注意しましょう。
適した漢方薬を見極めるのは難しいため、漢方に精通した医師や薬剤師に相談するのが安心です。
気軽に専門家に悩みを話せる「あんしん漢方」のようなオンライン個別相談なら、忙しくて時間のない人やお手頃価格で不調を改善したい人も始めやすいといえます。
AI(人工知能)を活用し、漢方のプロが自分に合った漢方薬を見極めて自宅に郵送してくれる、あんしん漢方をぜひチェックしてみましょう。
貧血対策で夏も健康に過ごそう
夏は、食欲の低下や汗の量の増加によって、貧血になりやすい季節です。
この記事を読んで「夏バテかと思っていたけれど、実は貧血かも?」と感じた人は、食べ物に気をつけたり漢方薬を飲んだりして、ぜひ今日から対策を始めましょう。
参考:日本調剤「暑い季節こそ注意が必要!鉄欠乏性貧血を予防するために【栄養だより2023年7月号】」
<この記事の執筆者>

医薬品登録販売者。ドラッグストアでの医薬品・化粧品販売を経て、市販薬の使い分け方を広めるべく執筆・情報発信を行う。美容薬学・アロマテラピーの資格を保持し、インナーケアや女性の不調ケアにも精通している。
表面的な悩みの奥にある潜在的な悩みをくみとり、対症療法ではなく根本改善を目的としたアドバイスを得意とする。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行っている。





















