意外と多い子役さんの出費
――子役さんのママになって大変さを感じたことは?
高木さん「子役のママになって大変だなと感じたのが出費の多さです。私たちは茨城県に住んでいるので、オーディションまでの交通費がすごく高いです。たった10分のオーディションのために1万円かけて都内へ行くことも少なくありません。
それから、乳歯が抜けているタイミングで撮影が重なってしまった場合は、仮歯を作らなければなりませんし、いろいろな出費が発生します。
ただ、年間を通して赤字にはならないように調整しながら、予算内でおさえられるようにしています。
受け取ったギャラの使い道
――受け取ったギャラの使い道は?
高木さん「受け取ったギャラは予算やスケジュールなどに応じてオーディションなどの交通費として使うこともありますが、ほとんどは貯金に回していて将来渡そうと思っています」
子役さんのママになって不安を感じたことは?
――子役さんのママになって不安を感じたことはありますか?
高木さん「娘が子役として活動していくうえで、学校の関係者に報告するか否かですごく迷いました。子役になったことがきっかけで美嘉がイジメに合うのではないかと悩みましたし、他の保護者の方の目にどう映るのか気がかりでした。
ただ、コソコソとやるものでもないし、返ってその姿勢が反感を買うかもしれないとも思い、思い切って「出演作品をぜひ見てください!」という気持ちで報告しました。
そのおかげかはわかりませんが、特にトラブルにはなりませんでしたし、出演作品をチェックしてくれたりして、思っていたよりも理解してもらえています」
子役さんのママになって良かったと感じること
――子役さんのママになって良かったと感じることは?
高木さん「貴重な経験ができていることです。美嘉自身はもちろんのこと、私も作品に関わる方たちとつながることができ、刺激になっていると感じます。
芸能界のイメージも思っていたものとは良い意味で違うということも分かりましたし(笑)。こうした貴重な経験ができているということが子役のママになって良かったなと思います」
まとめ
華やかなイメージが強い芸能界ですが、現実はとてもハード。目まぐるしい毎日を過ごしながら、子役さんのママとして奮闘しているそうです。
しかし、その一方でやりがいや達成感も得られるとのことで、親子で今後も活躍の幅を広げていくとのこと。素晴らしい活躍に期待したいと思います。
【取材協力】
高木 真矢子さん
子役さんママ。1986年生まれ。フリーライター
高木 美嘉さん
子役さん。2010年生まれ。所属事務所「Bright」
【出演作品】
- 映画「猫カフェ」
- フジテレビ「早子先生、結婚するって本当ですか?」
- フジテレビ「優しい人なら解けるクイズやさしいね」
- CM「中古車ガリバー」「dトラベル」「ユーワ・フルーツ青汁」
- DVD「口裂け女VSカシマさん2」等