ーーさあ、佐江ちゃん。今回もよろしくお願いします。
よろしくお願いします!
ーー今日は撮影前にパラパラと雨が降り始めて、急遽、室内での撮影になりましたね。撮影、おつかれさまでした。
おつかれさまです!
ーー今日は公演中の舞台、地球ゴージャスプロデュース公演Vol.15『ZEROTOPIA』の休演日ということで、「ミラチャイ」の取材日となりました。ミラチャイスタッフも、『ZEROTOPIA』さっそく拝見しましたよ!
よかったぁ。嬉しいです。ありがとうございます。
ーーまだまだ公演はつづくので、今回はネタバレにならないように、注意してお聞きしていきたいと思います!
はい!
ーーまずは、佐江ちゃん扮するサンディーについて。舞台に最初に登場したとき、「宮澤佐江は存在しない」と、佐江ちゃんが言っていた意味が、やっとわかった気がしました。(第44回)
サンディーのルックスから、もう、宮澤佐江はいないと思います(笑)
ーーアイドルだった佐江ちゃんだからこそ、サンディーのルックスやふるまいが、すごくしっくりきている印象がありました。
「アイドル・宮澤佐江、復活!」って、いろんな人から言われました。
だけど、自分としてはそんな意識はないんですよ。ルックスも、アイドル時代にサンディーほどまでは、やったことなかったですし(笑)
常に内股で立つのを意識して、全員で踊るところでも、「サンディーっぽく、ぶりぶりにクセを付けて踊っていいよ」って、振付の先生から言われていたんです。
私も、ただ踊るだけじゃサンディーの衣装に負けてしまうと思っていて。なので、すごく激しく踊ったり、「どんだけ首傾げるんだ?」っていうくらい、首を傾げてぶりっ子したりしてます。すごくクセをつけて踊っているんです。
ーー演じきらないと、衣装や、キャラクターに負けてしまいそう。
そうですね。
でも、「演じているけど、なじませて観せないといけない」と思っています。そうしないと観ている人は、気持ちが悪いというか、違和感を感じてしまうと思うんです。
自分がやっていて「気持ちが悪い」「違和感がある」と思っていたら、観ている人たちに絶対伝わっちゃうと思うから。
なので、出だしやインパクトのある部分は、ぶりっ子したり、声を作ったりして、しっかり作り込んでいるけど、途中からはそれを変えているんです。
途中から自分が普段、台詞を言っているときに出ちゃう「高めの声のテイスト」に変えて、そんなに意識せずにやっています。だから今回は、「ミックスして役を作っている」感じがします。
ーー「役と自分をミックスする」のは、これまでの舞台経験でなかったのではないですか?
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