会って寝るだけの、いわゆるカラダだけの関係でも、そこからお互いに好きになって恋愛関係のお付き合いに進めたら幸せですよね。
「恋人」の立場になると、以前より関係は安定するのが理想ですが、その「以前のつながり」に足を引っ張られることもあります。
スキンシップのない「普通の関係」ではなかったからこそ、関係が変わった後で生まれる葛藤は、どう乗り越えるのがいいのでしょうか。
「恋人」になれたけれど
和佳子さん(仮名/32歳)は、マッチングアプリで知り合いカラダだけの関係を持っていた年下の男性とお付き合いをしていました。
「最初は、恋愛感情のようなものはありませんでした」と話す和佳子さんは、男性のほうからアプローチを受けて交際を決めたそうです。
「体の相性がいいのはふたりとも実感して話していたのですが、普通に話していても楽しいというか、観た映画とか仕事のこととか、ベッドの上でずっとおしゃべりできるのが楽しくて。
ホテルを出るのが嫌だなと私も思ったのですが、『もっと一緒にいたい』と彼のほうから食事とかお茶に誘ってくれて、そのうち普通にデートを楽しんでいましたね」
「常にスキンシップあり」のデートなら盛り上がるのは当然で、お互いの好意を確認したふたりはカラダだけの関係から恋人へとすぐ進んだそうです。
「ちゃんとお付き合いするとなってから、気持ちが大きく変わりました。
恋愛感情で『好き』と思うとベッドでの時間も前よりずっと楽しくなって、終わってからご飯を作ったり映画を観たり、お泊りしても嫌なことはありませんでしたね」
彼氏のほうは「こんなことがあるんだね」と、マッチングアプリの出会いから女性を好きになったのは初めてだったそうです。
ふたりの交際は順調だと思っていた和佳子さんでしたが、あることがきっかけで彼氏との仲が不安定になっていきます。