眼精疲労に効く方法を紹介

ここからは、眼精疲労対策におすすめの方法を3つご紹介します。すぐに始められるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。

1. ツボ押し

眼精疲労対策には、ツボ押しがおすすめです。目の周りにある2つのツボをご紹介します。

睛明(せいめい)
目頭と鼻の付け根の間のくぼみにあります。視力を回復させ、目のかすみを改善する効果が期待されています。

太陽(たいよう)
眉尻と目尻を結んだ線の、真ん中から少し外側に寄ったところにある、こめかみのくぼみにあります。頭痛やめまい、目の充血などへの効果が期待されています。

ツボを押すときには、力を入れ過ぎないよう注意しましょう。指のはらで5~10秒間押し、5秒間緩める動きを3回程度行うのがおすすめです。

2. 目にいい食品を摂る

アントシアニンやルテイン、DHAなど、目にいい食品を積極的に摂取しましょう。

・アントシアニン
光を感じるロドブシンという物質の再合成を促す働きにより、眼精疲労を軽減する効果が期待されています。ブルーベリーの皮に多く含まれています。

・ルテイン
目の網膜に多く存在し、強い抗酸化作用によって目のダメージを防ぐ効果が期待されています。ほうれん草や小松菜などの緑黄色野菜に多く含まれています。

・DHA
ドライアイや疲れ眼の改善、視力改善に効果があるといわれています。イワシやさばなどの青魚やマグロなどに多く含まれています。

眼精疲労が気になる場合には、日頃からこれらを意識してバランスのいい食事を心掛けましょう。

3. 目の体操

眼精疲労には、目の体操もおすすめです。スマホやパソコンを使ったあと、夜寝る前などに行うと、目の周りの筋肉や毛様体筋をほぐすことができます。

以下のように動かしてみましょう。

・目を左右上下に動かす
・目をぐるぐる回す
・目を強くつぶる

気持ちいいと感じる程度に行い、やり過ぎには注意してください。

眼精疲労には漢方薬もおすすめ

眼精疲労の対策には、漢方薬もおすすめです。漢方薬は、西洋薬より副作用リスクが少ないといわれており、実際に自然由来の治療薬として病院でも処方されています。

眼精疲労の対策には、「目に栄養を与える」「目の炎症を抑え、うるおいを与える」といった作用のある漢方薬を選びましょう。

漢方薬は症状を和らげるだけでなく体質改善も得意としているため、不調になりにくいからだづくりへのアプローチもしてくれます。

<眼精疲労の対策におすすめの漢方薬>

・杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)
目に栄養を与えることで、疲れ目、かすみ目などにアプローチします。目の使い過ぎによるドライアイ、眼精疲労のある方に向いています。

・滋腎明目湯(じじんめいもくとう)
目の炎症を抑え、うるおいを与えることで過労による眼精疲労、かすみ目、目の痛みの改善が期待されます。

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眼精疲労は、頭痛や肩こりなどからだの不調を引き起こします。

眼精疲労を防ぐには、パソコンやスマートフォンを使い過ぎないよう注意したり、部屋の環境を改善したりなどをして、目の負担を減らすことが重要です。

ツボ押しや目の体操などの対策法を取り入れて、眼精疲労を予防し元気に過ごしましょう!

<この記事の監修者>

あんしん漢方(オンラインAI漢方)薬剤師
碇 純子(いかり すみこ)

薬剤師・元漢方薬生薬認定薬剤師 / 修士(薬学) / 博士(理学)
神戸薬科大学大学院薬学研究科、大阪大学大学院生命機能研究科を修了し、漢方薬の作用機序を科学的に解明するため、大阪大学で博士研究員として従事。現在は細胞生物学と漢方薬の知識と経験を活かして、漢方薬製剤の研究開発を行う。

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