小さな子どものいる家庭では、ママもパパも仕事に家事、育児でいっぱいいっぱい。「夫婦の時間も必要」とわかってはいても、つい後回しにしていませんか?

最近はセックスレスに悩むママも増えているようですが、「子づくりどころか、会話するヒマもない!」なんて夫婦も、意外と多いのではないでしょうか。

今回は、「忙しいママ・パパがなんとか夫婦コミュニケーションの時間を捻出する工夫」を、実例を交えながら紹介します。

1.相談事項はメールやLINEで

最初に紹介するのは、友人の専業主婦Aさんが実践している方法です。

Aさん一家には、赤ちゃんから中学生まで4人の子どもがいます。小さな子たちにまだ手がかかる上、家では常に子どもたちが口々に言葉を発するので、夫婦で会話する時間はほぼ皆無だとか。

そのため、子どもの進路や家計に関する相談事項は、夫の通勤時間や会社での昼休みを利用してLINEで話し合うのだそうです。

ほぼLINEだけで話を進めておいて、帰って顔を合わせたら「結論を出すだけ」もしくは「確認するだけ」にしておくのがポイントとのこと。

スキマ時間を利用して、重要な相談事を解決しておくことで、ふと空いた時間や寝る前に、気楽なムダ話や純粋な夫婦の会話ができるのもメリットです。

家で必ず顔を合わせるのに、夫婦でメールやLINEなんて、と抵抗を感じる人もいるかもしれませんが、現状、子育てで手いっぱいで夫婦で話し合う時間がほとんどないのであれば、抵抗を感じている場合ではありません。

ただし、プライベートな感覚でダラダラLINEしていると、論点を見失って「結局、結論はどうなったんだっけ?」となる可能性も。夫とLINEやメールで話し合いを進めるなら、仕事相手へのメールのように、なるべく具体的でわかりやすい文面を心がけたいですね。

2.いっしょに連続ドラマを鑑賞

次は、ともに文化系だというBさん夫婦のケース。

Bさん夫婦は、まれに夫婦ともにフリーな時間ができても、二人で別々の本やマンガを読んで過ごしてしまうことが少なくないそうです。

「このままではますます夫婦のコミュニケーションがなくなる!」とお互いに危機感を感じて、なるべく子どもが寝静まった週末の夜に、いっしょにゆっくり動画配信サービスを楽しむようにしているといいます。

Bさん曰く「映画より連続ドラマがおすすめ」とのこと。特に海外ドラマは、性別年齢に関わらず誰が見てもおもしろく、一度見始めると次の展開が気になってやめられなくなるものが多いので、二人で楽しみにするようになり、自然に夫婦の時間が増えるのです。

もちろんこの場合、夫婦の時間を増やすことが目的なので、「必ず二人で見る」というルールを決める必要があります。続きが気になったからといって、一人で見るのはルール違反。もし夫が先に見たら、「ズルイ」とかわいく責めるといいでしょう。

最近は、思い立ったときにいつでも気軽に映画やドラマを楽しめる定額制の動画配信サービスの種類も豊富です。まだ導入していない人は、夫婦で楽しむために検討してみてもいいのでは?