ニューレトロのイラストで人気の台湾人イラストレーター、Shiho So(蘇 詩帆)が、創業明治20年の老舗画材店・文房堂で個展を開催します。
1887年(明治20年)に創業し、日本で初めて専門家用油絵具を開発・販売した文房堂。1994年には、ペーパークリップ『CLIPPIE(クリッピー)』を開発・発売し、ISOT‘95ステーショナリーオブザイヤー(新製品部門)を受賞するなど、長く愛される商品となりました。発売30周年を迎えた今年、『みんなのCLIPPIE展』CLIPPIE(クリッピー)を題材にした平面作品を募集。コンテストを開催しました。そのキービジュアルをShiho Soが担当。また、7月にはイラストレーターのサンレモ・ともわかとグループ展を開催し、記念パッケージも3人でコラボレーションさせていただきました。今回はその第3弾として、Shiho SoによるSolo Exhibition「LIMINAL Space?」を開催させていただくことになりました。
Liminal Space?(リミナルスペース)
リミナルスペースとはもともと建築用語で、廊下、階段、ロビーなど、移動のために使用される人工的な構造物を指します。しかし、近年ではネットミームとして、誰もいないロビーや駐車場、空港など、どこか懐かしくも物寂しく、不気味さを感じさせる場所を表す言葉としても広まりました。シンプルながらも不思議な魅力を持つこれらの空間は、なぜか私たちを強く引きつけます。
日本に来て7年が経ちますが、東京の無機質でミニマル、時には少しミステリアスな空間に深く惹かれています。かわいらしいパステルカラーの建物や立体物など、ふと目にする風景に特有の寂しさや哀愁を感じることがあります。そして、そのような風景は、時折リミナルスペースの世界を思い起こさせます。
この展示では、日本と台湾で撮影したお気に入りの建物や空間の写真を通して、私なりのリミナルスペースの世界を表現しました。空間の静寂と寂しさ、そしてその中にいる自分だけが感じる何とも言えない哀愁を、どうぞご堪能ください。その独特な感覚を、皆さまと共有できることを願っています。
展示会概要
Shiho So Solo Exhibition 「LIMINAL Space?」
■会期
2024年10月30日 (水)~ 11月12日 (火)
■営業時間
11:00~18:30
*最終日の11月12日のみ17:00まで
■場所
文房堂 Gallery Cafe
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町1丁目21−1 神田本店3F
http://www.bumpodo.co.jp
■Shiho So
蘇 詩帆(ソ シホ)
1990年日本横浜生まれの台湾人。ハイライツ株式会社所属。2016年よりイラストレーターとして活動開始。80sの漫画の雰囲気や空気感を少し持った女の子を描いている。主な仕事にMIXIのブランドムービー、CASIO BABY-Gのビジュアル制作、Instagram CM「#みんなの日常2021」のアニメーション、福岡県北九州市「ニュー北九州シティ」プロジェクトのビジュアル制作、韓国人プロデューサー/DJの「Night Tempo(ナイトテンポ)」のアートワーク、台湾のシティポップアーティスト「EVERFOR」のアートワークなど。音楽関連イラスト、映像、本の装丁、アパレル、WEB他、VJなどでも活動中。
instagram:@shihoso
X:@so_shiho
■ハイライツ株式会社 / highlights inc.
クリエイティブディレクター下川大助が2010年に設立した、企業や商品などのブランディング、Webや広告のクリエイティブで強みを発揮するデザイン会社。「ブランディングとは軸となる世界観を作り出すこと」をモットーに、企業ブランディング支援多数。ブランドの確固たる世界観を紡ぎだすクリエイティブディレクション、細部にこだわったデザインに定評がある。受賞歴として、グッドデザイン賞、Cannes Lionsなど、国内外のデザインアワード多数。近年は、新鋭クリエイターのプロデュース、北九州市のクリエイティブディレクション、地方創生と活動の幅を広げる。
https://www.highlights.jp
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