ウルフギャング・ステーキハウス六本木(六本木)
うま味たっぷりの豪快なステーキに遠慮なくかぶりつけ
「ウルフギャング・ステーキハウス」という店名に心ひかれる。澄ました顔をして上品に肉をいただくのではなく豪快に肉塊にかぶりつくような、そんなイメージを思い起こさせるネーミングだ。
実はこのウルフギャングという名は、創業者であるウルフギャング・ズウィナー氏から持ってきたもの。ニューヨーク、ワイキキ、マイアミ、ビバリーヒルズで店を展開しており、日本ではこの六本木店が第一号店となる。
使用する肉はアメリカンビーフ。アメリカ農務省(USDA)が格付けで最上級の品質と認定した「プライムグレード」を専用熟成庫で長期熟成させてから提供する。ドライエイジングされた肉はやわらかくなると同時にアミノ酸の働きによりうま味が凝縮。切り出したTボーンステーキを皿ごと豪快にオーブンで焼き上げると、表面はカリッと、中はジューシーなステーキの出来上がりというわけだ。ポイントは骨まわりの肉にもしっかりとかぶりつくこと。上品に構えて一番うま味の詰まった部分を食べ残さないよう注意して。
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住所:港区六本木5-16-50 六本木DUPLEX M's 1F
TEL:03(5572)6341
営業:11:30~23:30(LO22:30)
休業:無休
席数:178席
予約:可
予算:昼目安3000円~/夜目安1万2000~1万5000円
アクセス:東京メトロ・都営地下鉄六本木駅より徒歩約4分
在市 月島本店(月島)
キメ細やかなサシとやわらかな肉質の極上飛騨牛を贅沢に
月島で、肉好きを魅了する店として名高い。飛騨高山で60年以上の歴史をもつ山武牧場と契約し、最高級の飛騨牛をメインに提供する。豊かな自然の中で育まれた飛騨牛は、キメ細やかなサシとやわらかな肉質が特徴。
まず、最初にオーダーすべきは、メス牛のA4、A5ランクの飛騨牛サーロイン(1800円)。特製鉄板の上にのせて、しばし待つ。余分な脂が落ちて、表面に肉汁がうっすらと浮いてきた頃合いが、肉を裏返すベストタイミング。肉が焼ける香りが食欲をそそる。好みに焼き上げた一枚を、生卵にからめていただくのが「在市」流だ。かめばかむほどに、繊維の間から肉のうま味とタレの甘味が調和して広がる。
またこの店は、ホルモンにも力を入れている。なかでも「名物ごちゃまぜ焼き、王道パターン」(3400円)は、赤身の肉汁、ホルモンのうま味、秘伝のみそダレを混ぜ込み、豪快に焼き上げる看板メニューだ。ホルモンも正肉も一片からオーダー可能というシステムも、肉好きの心をくすぐっている。
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住所:中央区月島2-14-8
TEL:03(6228)2738
営業:17:00~翌2:00(LO翌1:00)、日曜17:00~24:00(LO23:00)
休業:無休
席数:44席
予約:可
予算:夜目安4000~5000円
アクセス:東京メトロ・都営地下鉄月島駅より徒歩約1分
ホルモン・焼肉 もぐら(自由が丘)
芝浦の問屋直営ホルモンを語るにハズせない店
自由が丘の駅近に、肉好きなら知っておきたい店がある。それが「もぐら」。駅前の路地裏に店をかまえる、カウンターふくめて15席の小さな店だが、連日お客がたえない。
お目当ては、鮮度抜群のホルモンだ。芝浦の老舗問屋が見極めた極上のホルモンをリーズナブルに提供する。包丁を入れるのは、肉一筋13年の店長。細やかな隠し包丁など、熟練のカット技術によって、絶妙な火入れが可能となる。
もうひとつ、必ず注文したいのが、厚切りハラミ2100円(税別)。「表面を何度もひっくり返して焼き色がついたら食べごろ。ハサミで切った時に、中心がローズピンクになっているのが理想」とオーナーの平澤さん。サービス精神旺盛な料理長自ら焼いてサーブしてくれることも。
また、予算と希望の部位を伝えれば、特別コースも作ってくれる。カウンター席に腰かけて、寿司屋のように「おまかせ」で楽しむのも通だ。「ハラミを食べて衝撃を受けました。かむごとに爆発的にあふれてくる肉汁はまさに爆汁ハラミです!」と田辺氏も大絶賛。
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住所:目黒区自由が丘1-31-10
TEL:03(3723)1138
営業:17:00~LO22:30、金・土曜17:00~LO23:00
休業:月曜休
席数:15席
予約:可
予算:夜目安5000円~
アクセス:東急線自由が丘駅より徒歩約1分
埼玉屋(東十条)
名店主の船に乗り、食べたことのない絶品やきとんを!
うまいやきとんを食べさせてくれる店としてだけでなく、頑固な名物店主がいる店としても有名な「埼玉屋」。やきとんの写真を撮ろうとすれば追い出されるし、酔っぱらって店を訪ねても追い返される。要するに、うまいものを出したいと思っている飲み屋なのだから、ちゃんと食べてちゃんと飲んでいってくれよ、ということだ。
「この店は大将が船長を務める船のようなものです」と田辺さん。開店時間になると待ちわびた客がどっと店内に押し寄せる。飲み物だけ注文したら皆、あとは大将にお任せだ。まず最初はアブラから。串に刺さった肉はかむとやわらかく芳醇な甘味があふれ出す。
「どうだ、うまいだろう」と大将の小熊秀雄さん。「こんなの他の店で食べたことないだろう?」。なるほどこれはうまい。名物店主が「ちゃんと食べて!」と言うわけだ。自慢のシロのとろりとした食感もたまらない。気がつくと、やきとんも名物店主も陽気な店の雰囲気も全部好きになっている。「埼玉屋」はそんな店だ。
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住所:北区東十条2-5-12
TEL:03(3911)5843
営業:月~金曜16:00~21:30 、土曜16:00入店のみ
休業:日曜・祝日休
席数:34席
予約:不可
予算:夜目安4000円~
アクセス:JR東十条駅より徒歩約3分