上手に焼けば、焼肉の旨さも数段アップ! 肉のコンシェルジュ・田辺晋太郎さんが、肉本来の持ち味をMAXに引き出す、正しい焼き方を伝授します。

 

実践! おいしい焼き方

●カルビ
脂が豊富なので、ある程度火を通してギュッギュと歯ざわりを楽しみながら食べましょう。やや中火で表面をカリッと焼いたら、「肉ターン」で火の通りを均一に。サシの入った「上カルビ」は、表面7割、裏面3割の焼き具合で、最後は火から少し遠ざけて脂を落としましょう。

 

●ロース
赤身なのでサッと炙る程度に。脂が少ない分、すぐ硬くなってしまうので焼き過ぎには注意が必要です。サシの入った「上ロース」(またはリブロース)は、表面をカリッとさせるため、ある程度火が入り始めたら、より温度の高い網の部分にのせて焼き固めます。名づけて、「肉の網泳ぎ」!