コスパ最高のランチがある。ホテルサンルート銀座1階にあるイタリアン『ヴィラッツァ ドゥエ』の、税込1700円のパスタランチセットだ。
パスタに、小皿のサラダと飲み物が付くだけならあたり前田のクラッカー。サラダブッフェとドリンクバーも利用できるのだ。
「サラダブッフェなんていったって野菜が並んでいるだけでしょ!」などと思うなかれ。
グリーンサラダはもちろん、複数の野菜料理が並んでいた。
この日用意されていたのは、以下の通り。
ミネストローネ、コーンスープ、パンプキンサラダ、ツナとブロッコリー、トウモロコシのクリームチーズ和え、ズッキーニのラペ、ポテトのバジル ガーリックオイル、オニオンロースト、茄子のバルサミコマリネ。
パンとデザートもあった。デザートは3種類。
桃のジャスミンティーゼリー、フルーツカクテル、バナナとリンゴのヨーグルトケーキである。
肉と魚料理こそないが、1700円のブッフェでこれだけいろいろな料理があれば十分だよね?
「料理を食べ始めたのを確認後、パスタを作らせていただきます」
パスタは5~6種類(リゾットが1品)のなかから選べる。
でも、まさか作り置きだったりして?
「ご注文をいただいてから厨房スタッフが作らせていただきます」マネージャーの田中秀三さんは胸を張る。
でも、サラダブッフェの料理を選んでいる最中、パスタが届いたりしないのだろうか。
「お客様がブッフェの料理を席に運び、お食事を始めたところで厨房に声をかけ、パスタを作りはじめてもらいます」
厨房スタッフの鈴木慶弘さんと栗栖邦光さんにパスタを作るところを見せてもらった。
パスタは1.6ミリ。ゆで時間は5分10秒。
鈴木さんはパスタソースを作りつつ、パスタをゆでる。5分10秒後、パスタを上げ、鍋のソースと和える。
鈴木さんから鍋を受け取った栗栖さんは、カウンターに並べておいた皿に盛る。ホールスタッフがすぐに届ける。
パスタはもちろんアルデンテ。噛みごたえもあり、お世辞ぬきにおいしかった。
ホールスタッフと厨房スタッフが連携し、パスタを供するタイミングを配慮しているのだ。