[75回]握手会、夏祭り、SNH48総選挙…宮澤佐江が話す「ファンとの交流」と「ステージに立つ怖さ」の接点

私とまりやんぬ（※SNH48留学生・鈴木まりやちゃん）は、一歩引いて彼女たちを見てみたんですが、皆の様子はいつも通りの空気感でした。

私たちは一期生が多いSⅡの子たちと同じ楽屋だったので、NⅡの楽屋の様子は分からないんですが、楽屋の雰囲気は本当にいつも通りでしたね。唯一、タコちゃん（※SNH48 チームSⅡ 张语格 ちゃん）だけが終始緊張してる様子があって。

音楽を聞いたりしていたから、“本当に緊張してるんだろうな”って思ったけど、そういう様子は他の子たちからは伝わってこなかったかな。

でも皆、心の中ではいろんな想いを持っていたんじゃないかな。いざ、舞台に上がるときは、抱き合ったりしながら“緊張してる”とか“頑張ろう”っていう会話がありました。

ーー第一回目ということもあって、舞台裏は緊張感が走っていたのかな？ と想像していましたが、そういう雰囲気ではなかったんですね。

うーん、でも皆、心の中ではそれぞれ緊張していたんだと思います。でも、一人ひとりが”それを表に出さないようにしよう”というのを心がけていたのかもしれません。

“皆がライバル”って思っているところは、やっぱりあると思います。”自分だけが緊張している姿を見せたくない”というのもあったと思います。その気持ちは私にもよく分かるから…。

私も最初の総選挙のときは、周りがすごく緊張していて。自分も緊張していたけど、でも緊張している姿を周りのメンバーには見せないようにしていたんです。”リラックスしているように見せたい”って、いつもそういう気持ちで臨んでいました。

だからSNH48のメンバーの中にもそう思っている子がいるんだろうな、って思っていました。

ーー佐江ちゃんとまりやちゃんは、彼女たちを一歩引いて見守っていたわけですね。