貴重な制作現場を大公開!
“好きなこと”を仕事にする。理想とも言えるが、実際はどうなんだろう?
「楽しいですよ、毎日。よくイラストレーター志望の方に言うんですけど、なるのは大変かも知れないけど、好きなことですから毎日楽しいことがありますよって。頑張りましょうって言ってます」
ご家族は「絵を仕事にすること」「好きを仕事にすること」に不安や反対は無かったんですか?
「ウチは応援してくれてましたね。昔からずっと絵を描いていましたし、幸いにも理解してくれてました。デビューしたときには、ホッとしたと思います」
19歳でデビュー。そのままトントン拍子にキャリアを重ねていったという先生。仕事場や創作にまつわることを聞いてみよう。自宅の一室を覗かせてもらった。
写真では分かりづらいが、室内の照明が極力落とされている。これは使用する液晶スクリーンに光が反射しないよう暗くしているとのこと。
1日の仕事時間を教えて下さい。
「ほぼ丸一日ですね(笑)。睡眠や食事、入浴などの時間以外は、ほぼ仕事してます」
!! 大丈夫なんですか?
「仕事が詰まっているとき以外は、毎日ジョギングしてますし、仕事中もちょくちょく休憩を取ってたりしますから」
好きこそものの……。創作意欲がどん欲なのだなと実感する。
左先生の創作はすべてPC上で行っている。
アナログ人間としては、ただただ驚くばかりだ。デジタルで絵を描くきっかけは何だったんでしょう?
「2000(平成12)年くらいにコンピュータを手に入れて、ホームページを作ったりしていたんです。CGで絵を描くきっかけとなったのは、やっぱり学生のころなんですが、友人に見せてもらった雑誌のイラストがすごくキレイだったんです。パステル調で」