こちらも、統計をとってみると、「自分の発しているニオイに対して不安に思う」という人が57.7%と過半数を占めた。いわば、現代人の多くが“ニオイ不安症候群”ということだ。男女別でいくと、男性が52.7%、女性が64.0%となっており、女性の方が男性に比べてより不安感が大きいのも、なんとなくうなずける。

Q.「自分や他人の体から発するニオイ(口臭以外)」に関して、「自分の発しているニオイ」に対して不安に思う

  

そもそも、この嫌なニオイの原因って、一体何なのだろう? 

一番に思いつくのが汗だけど、実は、人の汗ってもともとは無臭だってこと、知っていた?そう、汗は無実。でも、その無臭の汗を、におう汗に変化させるのは、肌表面の常在菌である“ニオイ菌”の仕業なのだ。特にやばいのがワキの下や胸、デコルテ、足の裏など。汗や肌から分泌された皮脂が、ニオイ菌によって脂肪酸などに分解され、特有のニオイにチェンジさせてしまう。

夏場は、半袖やノースリーブなど、露出度の高い服を着ることが多いから、ニオイが駄々漏れになるってこともしばしばある。浴衣を着ていても、その袖の下に、ニオイ菌が大量発生しているなんて、考えただけで憂鬱。これは、素敵な夏の思い出を作ろうとしゃかりきになっている人たちにとっては、断固、取り除きたい不安要素である。ストレートに言えば、モテたいと思うなら、最初の一歩は、まずニオイのケアからだ。

では、どうすれば良いのか。そう、つまり、その不安要素を取り除けばよい。手っ取り早く言うと、ニオイ菌による分解大作戦が始まる前に、ストップをかければよい。殺菌することが重要なのだ。

その力強い味方が、制汗剤である。高機能パウダースプレーを、出かける前にシューッ。そうそのひとふりで、なんだか安心する。特に、資生堂「エージープラス」のパウダースプレーのように、ニオイ菌に対して強力にアプローチする「銀含有ゼオライト」入りの制汗剤は侮れない。足の裏などに使用する場合は、殺菌+消臭効果のあるタイプもおすすめ。もっとニオイについて知りたい人は、ニオイのポータルサイトデオ研(DEOKEN)もチェックしたい。

まだまだ、猛暑が続くこの季節、残りの夏を最大限に楽しむためにも、ニオイのケアはしっかりやっておきたい。人よりも、まずは自分の身だしなみから。出かける前に、さっと1スプレーをお忘れなく!

映画とお酒をこよなく愛するライター、時々編集者、なんちゃってカメラマン。名古屋の女性向けエリア情報誌でグルメ、旅物、珍スポット、珍体験特集まで幅広くこなした後に上京し、フリーに。現在は、映画のインタビューや記者会見などをメインに執筆。マイ・ベスト・ムービーと座右の銘は『ライフ・イズ・ビューティフル』