鳥類なのに牛肉感がものすごいダチョウ肉

お次に試食するのは飛べない巨大な鳥、ダチョウのお肉。高タンパクでありながら低脂肪のため、海外では牛肉の代替食肉としても注目を集めているそうです。

 

見た目も牛フィレに似ていて結構おいしそうですが、果たしてその味はいかがでしょうか。

 

「ぜんぜん鳥じゃないよ、牛だ! こいつ牛! そりゃあ飛べないよね、だって牛の味するもん」
「脂が乗ってなくてパサパサした食感。例えるならさっぱりした牛スジ肉かな」
「味が淡泊だから試しにスダチかけてみたけど合わないわ。スダチとは合わない」

試食モニターから牛呼ばわりをされるほど、その味と食感は牛肉に似ているようです。臭みはほとんどないので、調理次第で相当おいしくなりそうな印象を受けました。とはいえ、鳥類だからといって鶏肉の味と食感をイメージして食べると、結構な衝撃を受けるみたいですね(笑)。
 

口の中に居座ってなかなか帰ってくれないトド肉

ワニ、ダチョウと試食を終え、「意外とどの動物もイケるじゃん!」と安堵の声を上げるモニターのみなさん。しかし、お次に登場したトド肉によって、そのテンションは一気に急降下しました(笑)。

 

それもそのはず、トド肉の放つ独特の臭みは、かなり強烈なのです。今回は臭みを取るため、ニンニクとショウガ、味噌、酒を混ぜたものに一晩漬け込んだのですが、それでもモニターのみなさんの感想は散々でした……。

 

「食感は硬いゴム。噛めば噛むほどトドの臭みが口の中で暴れる」
「口に入れた瞬間は漬け込んだ味噌とショウガの味が広がったのだけれど、それも一瞬。ひと噛み目で味のメッキがはがされ、ふた噛み目でトドが挨拶をしてきた」
「スダチをかけてみたら、スダチの良さを全部トドに持ってかれた。悲しい」

北海道の一部地域で食べられているというトド肉ですが、BBQには向かない食材だったようです……。その強烈な臭みは、食後数十分経った後もモニターのみなさんの口内に居座り、なかなか帰ってくれませんでした。

トド、恐るべし。