元彼から電話が…!

「連絡が減ったことに気が付いたと思うのですが、Aからは何も言われませんでした。

私のSNSの投稿にいいねを付けてくれることがなくなって、でも元彼の投稿を見たらコメントを書いているAがいて、何ていうか、Aは元彼を狙っているのでは、と感じました」

だから「日向子ちゃんには合わない」と言い出した可能性はあって、親身に考えてくれるふりをしながら実は元彼から自分を遠ざけたいのでは、と日向子さんは思ったそう。

元彼とAについて話したいと思って、でも「Aが何を伝えているのかわからない」不安が、日向子さんを苦しめます。

「もしAが元彼を狙っているのなら、私が復縁したがっていることも絶対に話しているはず、と思いました」

そのときは、元彼とはたまに仕事について無難な会話をLINEでやり取りするくらいでした。

Aから何を聞かされているか、「ものすごく不安で、胃がキリキリしました」と苦笑する日向子さんですが、一方であえて自分を遠ざける気配のない元彼の様子に、安心していたといいます。

その元彼のほうから「電話していい?」と言われたのは、Aさんとの会話がすっかりなくなった半月後のことです。

「向こうから、電話したいと言われたのですね?」と日向子さんに確認すると、

「はい。その前の日の元彼の投稿で、『ちょっと人間関係で悩んでいる』って書いてあったのを思い出して、そのことかなと思いました」

その頃も元彼との距離は変わっておらず、二日に一度程度、LINEで会話をしていたそうです。

その電話で日向子さんが聞かされたのは、Aの状態でした。

「Aがしつこく絡んでくると、元彼は言っていました。

元彼が投稿するとすぐいいねを付けて、LINEでその話題を書いて送ってくるようで、忙しいからと返してそのままにしていても、また『今日もお仕事がんばってね』と、メッセージを送ってくるそうです」

驚いている日向子さんに、

「Aはもともと私の友達だから、知らせておいたほうがいいと元彼は思ったようで、『今はもう連絡を取り合ってないよ』と答えたら、『やっぱり』と返されました」