打ち明けられた「つながり」
それから、元彼と接触する機会を作りながらそれをAさんにも話していた日向子さん。
SNSの元彼の投稿で、本当に仕事に没頭していること、新しい彼女ができる気配はないことなどが伝わって、「私もがんばらないと」と思っていました。
「何かおかしいなと思ったのは、その私を『応援しているよ』と言いながら、元彼の情報についてやけに詳しいAの様子でした」
別れてから、個人的な話を自分にはあまりしてくれなくなった元彼について、週末にランチを食べたお店や新しく買った仕事用のシャツのことなど、投稿に書かれていないことまで、Aさんは知っていたといいます。
「『誰から聞いたの?』とAに尋ねたら、実は元彼とLINEでやり取りをしていると打ち明けられてびっくりしました。
どうしてそれを私に教えてくれないのか、『仲を疑われたら嫌だし、本当にただの友達だから』としか言わなくて、でもこっちはその元彼と復縁したいのに、黙っていたなんていい気はしないですよね……。
『日向子ちゃんと別れてからだよ』ってそのときAは言っていたのですが、いま思えば私と付き合っている頃からつながっていたのではと思っています」
悔しそうにそう振り返る日向子さんは、それを聞いてから、Aさんとは距離を置くようになります。
元彼のアカウントをフォローしたのは目の前で見ていたし、そこからふたりが仲良くなったのだと想像したら、自分の知らないところでそれができるAさんのことを、「初めて、ちょっとあり得ないかもと思いました」と、これまで何でも話してしまったことを後悔したそうです。






















