「実年齢より上に見られることが増えた」「肌のシワやたるみ、くすみが気になる」…このような「老け顔」で悩んでいませんか? 少しの工夫でも、印象を変えることは可能です。
今回は、老け顔の特徴、原因、そして老け顔にならないためのセルフケアも併せてご紹介します。
老け顔とは?
老け顔とは、実年齢以上に見られてしまう顔のことを指します。肌のたるみ、シワ、くすみ、ほうれい線などの変化が目立つことで、全体的に老けている印象を与えてしまいます。
顔は第一印象に関わることが大きく、人の印象を左右する重要な要素のひとつです。老け顔になることで、実年齢プラス何歳も年上に見られてしまうことも。
もちろん、人それぞれ加齢のスピードには個人差があり、遺伝や体質などにより、老け顔になりやすい人、なりにくい人がいます。また、こうした変化は、加齢だけでなく、肌の乾燥や生活習慣など、さまざまな原因が関わっています。
適切なスキンケアや生活習慣など、日々のセルフケアを怠ることで老け顔を加速させている、「損をしている」人が多いのも事実です。
老け顔を作ってしまう原因はこれ!
続いては、老け顔を引き起こす主な原因である「肌の乾燥」「紫外線対策の不足」「表情筋の衰え」の3つについて、ひとつずつ見ていきましょう。
1.肌の乾燥
肌の乾燥は老け顔を印象づける大きな理由のひとつです。肌の水分が失われることで、ハリがなくなり、くすみが目立ちやすくなります。透明感のない肌は加齢を印象づける要因に。乾燥肌の原因はさまざまで、単なる水分不足だけでなく、睡眠不足や食生活の乱れといった、生活習慣も深く関係しています。
また、クレンジング剤や洗顔料の使い方によって、肌のバリア機能が損なわれ、本来必要な水分まで失われることで、かえって乾燥を悪化させてしまうことがあります。
2.紫外線対策の不足
紫外線は、肌にダメージを与える要因のひとつです。とくに、適切なUV対策を行わないと、肌のハリや弾力が失われ、老化を加速させてしまいます。また、紫外線は夏だけでなく一年中降り注いでいるため、季節を問わず注意が必要です。
肌に有害な紫外線には「UV-A」と「UV-B」の2種類があります。UV-Aはエネルギー自体は弱いものの、皮膚の真皮層まで届き、コラーゲンやエラスチンを変性させ、肌の弾力性を低下させます。一方、UV-Bは肌の表面に作用し、メラニン生成を促進させて日焼けを引き起こします。
UV-Aは一年中降り注いでいるのに対し、UV-Bは夏に量が増える傾向にあります。紫外線対策は、UV-Bだけでなく、UV-Aも意識することが重要です。
3.表情筋の衰え
表情筋の衰えは、シワやたるみの直接的な原因になります。表情筋は皮膚と密接しているので、表情筋が衰えると皮膚を支えきれなくなり、皮膚が重力によって垂れ下がります。その結果、フェイスラインの崩れや口角が下がるなどの原因に。
表情筋の衰えは加齢だけが原因ではありません。日常生活のなかで表情筋をあまり動かさないと、それだけで表情筋が硬くなり、シワやたるみの原因になります。たとえば、人とのコミュニケーションの機会が少なかったり、食事の際に咀嚼回数が少なかったりすることも、表情筋の衰えを招く要因になります。

























