ジェラトーニはメディテレーニアンハーバーの海賊だった!?

次に、新しいお友だちの誕生の地に選ばれたのが、メディテレーニアンハーバー。

最初の構想は、なんと! 胸にタトゥーが入った「パイレーツキャット」でした!!

ジェラトーニの原案となった「パイレーツキャット」

イマジニアたちは、この猫を気に入っていたのですが、ダッフィーに海賊の仲間に入ってほしくなかった、という理由で却下になりました。

それに、ダッフィーも怖がるしね!

 

次に考えたのが、アーティストです。

ちょうどその時、デザイナーのReedさんの息子さんが、美術の授業をとっていて、息子さんが絵を描いている様子からインスピレーションを受けたそうです。

ハート形のしっぽや、違う形や色を検討しました。

さらに、アーティストと一目で分かるように、ベレー帽を被せました。

ジェラトーニの原案イメージ

 

また、面白い話として、Reedさんは子供の頃、「バブルガムアイスクリーム」が好きだったので、アイスクリームを使って何か出来ないかを考えたということです。

デザイナーの好物だった「バブルガムアイスクリーム」のイメージ

それが、ダッフィーが落としてしまったジェラートを使って、ジェラトーニが絵を描くという、今では有名なお話の原点だったのですね!

 

ダッフィーはいつも幸せだったのですが、ジェラートを落とすことで、これまで見せたことのない「悲しみ」という感情を表したというのが、ストーリーの中で重要な仕掛けでした。

ジェラトーニは、ダッフィーが落としてしまったジェラートを使って、美しい絵を描いてダッフィーを喜ばせてあげました。

 

ジェラトーニは、何か不幸な惨事にあっても、物事をポジティブにとらえる、ということの重要性を私たちに教えてくれているのです。

 

最初はこんなにも違ったステラ・ルー

ステラ・ルーの最初のイメージは、ダッフィーに似たようなサイズと形で、ブルーの色をしたウサギでした。

歯もちょっぴり出ていたみたい。

ステラ・ルーの原案イメージ

アメリカンウォーターフロントという場所でのストーリーを考えたとき、次の案として出たのが、ブロードウェイ・ミュージックシアターで歌って踊るブロードウェイ・バニーです。

ステラ・ルーの原案イメージ-2

 

最終的には、ブロードウェイ・バニーとして、ダンサーを描きました。

ダンサーのステラ・ルーの原案トップ3のイメージ

最後は3つのイメージまで絞りこみ、最初の子の性格と、他の2人の子の見た目を合わせたのが、最初のステラ・ルーのスケッチになりました。

また、ルビーのネックレスをしていることから、最初の名前は「ルビー」だったそう!!

 

ステラ・ルーがブロードウェイのダンサーを目指して、一生懸命に練習している様子を見たダッフィーが、「君は星のように輝いているね。」と言ったように、「ステラ」は「星」つまりスター、という意味が込められています。

ステラ・ルーは、夢を見ることのすばらしさ、そして夢に向かって一生懸命取り組むことの大切さを、ダッフィーとの関係を通して、私たちに教えてくれているのです。

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